スバル「新型レイバック」がスゴい! 新たな“都会派SUV”はタフ×上質デザインなのに割安!? 新SUVの魅力とは

スバルの都会派SUVとして、「レヴォーグ レイバック」が2023年にデビューしました。同車はベース車よりお買い得なモデルとなっているのですが、どのような特徴があるのでしょうか。

実質8万8000円でSUVにアレンジ!

 スバルと言えば「四駆(4WD)」をイメージする人が多いでしょう。
 
 1972年に初代「レオーネエステートバン」に4WDシステムを搭載したモデルを発売して以降、4WDはスバルの幅広い車種に採用されてきました。

都会派SUVのスバル「レヴォーグ レイバック」
都会派SUVのスバル「レヴォーグ レイバック」

 1972年頃の4WDは、今でいえば悪路向けのSUVとして専用開発されたトヨタ「ランドクルーザー」や日産「パトロール」、三菱「ジープ」、スズキ「ジムニー」などが中心でした。

 そのため、乗用車の初代レオーネから派生したレオーネエステートバンに、4WDシステムを搭載する発想は新鮮だったのです。

 そして今日ではSUVの人気が高くなり、4WDシステムについては従来の特徴である悪路走破力に加え、舗装路の走行安定性を向上させる技術としても注目されています。

 現在のスバル車では、スポーツカーの「BRZ」とOEM車を除くと、すべての車種に水平対向エンジンと4WDの組み合わせがあり、SUVも成立させやすいことから、スバルはSUVの車種を増やしています。

 そんななか、新たなSUVとして「レヴォーグ レイバック(以下、レイバック)」が2023年にデビュー。

 車名からもわかる通り、ステーションワゴンの「レヴォーグ」をベースに、外装パーツを加えたり、最低地上高を拡大してSUVに仕上げました。

 実はレイバックは、“お買い得なSUV”だといえるのですが、一体なぜなのでしょうか。

 レイバックは、ベースとなったレヴォーグに比べて価格が割安に抑えられています。

 グレードは、1.8リッター水平対向4気筒ターボを搭載する「リミテッドEX」のみですが、装備は充実していて、ハーマンカードンサウンドシステムや運転席と助手席の電動調節機能、ハンズフリーオープンパワーリヤゲートなどを標準装着しました。

 レイバックに標準装着されるこれら装備は、ベース車のレヴォーグに当てはめると、同じく1.8リッターターボエンジンを搭載する「GT-H EX」に近いものです。

 正確にいえば、レヴォーグGT-H EXにハーマンカードンサウンドシステムをオプション装着すると、安全/快適装備の内容がほぼ同じ仕様になります。

 レヴォーグGT-H EXの価格(消費税込、以下同様)は379万5000円で、ハーマンカードンサウンドシステムのオプション価格は11万円ですから、合計すると390万5000円です。

 一方、レイバックリミテッドEXの価格は399万3000円ですから、レヴォーグGT-H EXと比べた時の実質的な価格アップは8万8000円に収まります。

 つまりこの金額で、レイバックは、先に述べたSUV風の外装パーツを加えて、最低地上高も200mm(レヴォーグは145mm)へ拡大しているというわけです。

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