アルパインがジムニー専用10型ビルトインナビ発表! “純正を超える超純正”製品や、ルーフから降り注ぐサウンドが体感できる「メティオサウンド」など発売へ

ルーフスピーカーからサウンドが降り注ぐ! 「メティオサウンド」

 3つ目の新製品は、ルーフスピーカーから降り注ぐサウンドと、ドアスピーカーから鳴り響く重低音を実現するというサウンドシステム「MetioSound(メティオサウンド)」です。本製品は、ジムニー/ジムニーシエラ専用をはじめ、ハイエースやデリカミニの車種専用ラインナップも同時に発表されました。

 同社によると、ジムニーのスタイリングに満足していても、純正でフロントドアに装着される10センチの紙コーンコアキシャルスピーカーではその音質に満足せず、音楽環境をもっとよくしたいというユーザーの声が多くあったと言います。

 そんな中アルパインでは、5センチのルーフスピーカーと、ジムニーのフロントドアに装着できる最大サイズとなる16.5センチのドアウーファーに交換することにより、中高域と低域を強化。その結果、ロードノイズをとくに拾いやすいジムニーでも、スピーカーからの音が聞き取りやすくなり、音楽環境に対する不満を解消すると提案します。

 メティオサウンドは、付属する車種専用の型紙を使用しルーフライナーに穴あけ加工を施し装着しますが、取り付けの際は、ルーフライナーを取り外すことなく装着可能。その結果、取り付け工賃も比較的抑えられるそうです。

「パーフェクトフィットビッグX11」と「デジタルミラー」、「メティオサウンド」を装着した「ハイエース」
「パーフェクトフィットビッグX11」と「デジタルミラー」、「メティオサウンド」を装着した「ハイエース」

 なおメティオサウンドについては、ジムニー/ジムニーシエラのほか「ハイエース/ハイエースワイド」、三菱「デリカD:5」「デリカミニ」、日産「セレナ(C27/C28系)」、トヨタ「ヴォクシー/ノア/エスクァイア(80系)」の6モデル、11車種の発売を予定しており、トヨタ「ハイラックス」、三菱「トライトン」用の開発も検討中としています。

 発表会の会場に用意された「ジムニーシエラ」「ハイエース」「デリカミニ」の3車種にもメティオサウンドが装着されていましたが、実際に試聴するとその効果は抜群で、ボーカルが目立つ楽曲では目の前で歌っているように、低音が響く楽曲では、まるでパワードサブウーファーが装着されているかのような迫力の重低音が響くのを体感できました。走行しての試聴はできませんでしたが、M/Tタイヤなどのロードノイズが発生しやすいタイヤを装着するケースの多いジムニー/ジムニーシエラでも、快適な音響空間を実現できそうです。

 なお、前席の天井に設置される車種ごとのルーフスピーカーは、運転席、助手席それぞれ、人の中央に配置されるように設計されているので、ルーフスピーカーから左右均等にサウンドが降り注ぐことも体感できました。

 メティオサウンドは、ルーフスピーカー、ドアウーファー、車種専用取り付けキット、音量調節が可能な専用ネットワークが付属。標準小売価格は全車種7万4800円(消費税込み、取り付け費別、以下同)で、それぞれ2024年9月発売を予定しています。

「ハイエース」用の11型大画面カーナビ「パーフェクトフィットビッグX11」

 ジムニー/ジムニーシエラ専用の製品や、メティオサウンドと同時に発表されたのが「ハイエース」用の11型大画面カーナビ「パーフェクトフィットビッグX11」です。同製品は“フロートしない”パーフェクトフィット取り付けを実現する、スーパーGL専用設計のカーナビです。

 同社から既に発売されている「ハイエース」用のフローティング「BIG X 11」や「BIG DA 11」は、ハイエースオーナーから圧倒的な支持を得ており、同製品におけるメイン販売車種だと言います。

ハイエースに装着された「パーフェクトフィットビッグX11」を横から見ると、そのスマートな取り付けが確認できる。従来モデルと比較してシフトノブを握った際の手との隙間が広がったこともポイント
ハイエースに装着された「パーフェクトフィットビッグX11」を横から見ると、そのスマートな取り付けが確認できる。従来モデルと比較してシフトノブを握った際の手との隙間が広がったこともポイント

 しかし同社の担当者は、従来のフローティングタイプのナビやDAは画面サイズの大きさが特長だが、フローティングナビの特性上、後付け感のある装着感やフィッティングに対して、ユーザーの声があったと話します。そんな中、FIATの大型バンである 「Ducato(デュカト)」に装着される、純正カーナビのスマートなフィッティングにヒントを得て開発されたのが、パーフェクトフィットビッグX11です。

 実際にパーフェクトフィットビッグX11が装着されたハイエースの運転席に座ると、フローティングナビとは思えないくらいスマートなフィッティングで、同時に展示された従来品のフローティングナビと比較すると、その差は一目瞭然。見た目だけでなく、シフトノブを握った際のクリアランスも広がっており、使いやすさといった機能面でも貢献します。フローティングナビでもシンプルに、スマートに装着したい人は同製品を、また、大画面フローティング大画面ナビを装着しているという“後付け感”をあえて演出したい人には、従来モデルがオススメです。

 ハイエース用11型大画面カーナビ「パーフェクトフィットビッグX11」は、パノラミックビュー対応車用の「PF11NX2S-HI200SGL-PM」と、ナビレディ対応車用の「PF11NX2S-HI200SGL-NR」をラインナップ。価格はオープンで、それぞれ2024年9月発売予定です。

 なお、ハイエースのワイドボディに装着した際は、インパネ形状が異なるため同製品とパネルの間に隙間が生じますが、キットにはその隙間を埋めるアタッチメントが付属するため、ワイドボディにも違和感なく装着可能です。

 また、昨年同社から発売されたハイエース専用の「OPTMサウンドシステム」に、「ハイエース ワイド」オーナー待望の同車専用モデル「OPTM8-HIW」が追加されることも併せて発表されました。標準小売価格は21万7800円で、2024年6月下旬の発売を予定しています。

 さらに今回の新製品発表会では、既に2024年5月に発表済みで、7月に発売を予定しているトヨタ「アルファード/ヴェルファイア(40系)」専用の「リフトアップ 3WAYスピーカー(X3-710S-LUP-AV-40)」を装着したデモカーも展示されました。

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