ホンダ「新型・最上級セダン」登場! 全長5m超えの“ラグジュアリー空間”を体感!? 1700km走って分かったコト

最新の「Google」どんな感じ? ホンダのフラッグシップとしては物足りなさもある…

 そして新たに採用されたGoogleでは、GoogleアシスタントやGoogleマップなどGoogle Playで提供されているアプリを車内でも利用できるものです。

 例えば「OK Google。今日の港区の天気は?」などと問えば答えてくれますし、当然目的地設定やエアコンの温度設定なども可能です。

 さあGoogleアシスタンスを使ってみましょう。目的地設定などの使い勝手はとても楽で、携帯の音声操作と同じイメージです。

 しかし、あくまでも電波があるときにという注釈をつけなければなりません。実は全く知らない土地で目的地を設定しようとしたときに電波がつながらなくて、機能しないことがあったのです。

 そこで慌てて携帯を操作(こちらは電波を受信していたので)し目的地を設定し誘導のもと無事に到着したのですが、やはりこういうときは車載のナビが便利だと感じました。

 それ以外で不自由をしたことはなく、また、エアコンに関しては物理スイッチもありますので、ブラインドタッチもしやすく安全性は高いでしょう。

 むやみにスクリーン上に入れてしまうと、確かに見た目はきれいですし、バージョンアップも楽でしょうが、頻繁に操作するものでは危険度が増してしまうので、決してお勧めはできないのです。

ホンダ新型「アコード」
ホンダ新型「アコード」

 シートもよく出来ており、長距離の移動も不当な疲れなく目的地まで到達できたのは高く評価してよいと思います。

 さて、少し装備について触れておきましょう。アコードは元々の成り立ちがシビックのお兄さん等位置づけでした。

 しかし今回からフラッグシップというポジションも与えられてしまったので、こと装備に関してはちぐはぐな様相を呈しています。

 助手席のドライバー側には後席に人が乗った時に、空間を広くするためにスライドとバックレストを操作するスイッチがありました。

 これはまさにショーファーカーをイメージしたもの。一方でトランクの開閉は手動で、オートクロージャー機能は備わらないので、後席に人が乗っていても、トランクはバタンと勢いよく閉めなければなりません。

 さらにそのときにトランクのヒンジが下がってしまうので、この下に荷物を置いてしまうとその荷物を押しつぶしてしまうことがあります。

 上級車の多くはダンパー式にするか、あるいはこのヒンジが収納できるようなカバーを設けて荷物が潰されないような工夫をしていますので、もう少し気遣いが必要です。

 ドライビングポジションはとても取りやすく視界も良いのですが、ステアリングのチルト機構は手動で、電動ではありません。

 これもフラッグシップとしては少し寂しく感じました。

 このようにこれまでのアコードであれば特に触れることのない装備なのですが、さすがにフラッグシップとなったいま、もう一度そのポジショニングと装備を見直してみて欲しいと感じました。

※ ※ ※

 安全面では、従来のシステムからさらに進化させたホンダセンシング360を採用。

 これは、約100度の有効画角を持つフロントセンターカメラを採用し、フロントレーダーと各コーナーに合計5台のミリ波レーダーを装備。

 また、リアのコーナーレーダーはブラインドスポットイフォメーション用のレーダーの約25mに対して、今回大幅に長い90mまで後側方の車両計測ができます。

 また、近距離の障害物の検知に対しては、前後6台ずつのソナーセンサーを装備。

 その結果として左右前方から接近してくる車両の警報やレーンチェンジ時の接触事故抑制機能、車線変更支援機能(高速道路などの自動車専用道路でACCなどを使っているときにウインカー操作で車線変更をアシスト)が新たに追加されました。

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1件のコメント

  1. 最高だよね、クラウンに負けるな

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