車中泊に最適&最強! 日産の「巨大ベッド搭載車」が完成度高すぎ! 「キャラバン マイルーム」何がスゴい?
ほかのキャンピングカーとは乗り心地が違う!
長い長い前置きになった。キャラバン マイルームである。このクルマは日産の“車中泊仕様車”だが、その美点は驚くほど高い完成度にあると考えます。
私が自分で買った3台以外にも、これまでにたくさんのキャンピングカーに試乗したけれど、大半は走り出した直後から低級音と呼ばれる騒音がいろんな場所から出る。いろんな素材を組み合わせているため「ギシギシ」に始まり「ゴトゴト」や「カタカタ」と賑やか。
アメリカではブランドの「コーチメン」や「ウィネベーゴ」ですら低級音がするし、そもそも普通の乗用車のような機敏な走りなどできない。そりゃそうです。重心高い上、コーナリングを楽しむことなど優先していないのだから。
ミニバンとして使えるサイズや使い勝手のヴァナゴンを手放したのも、子どもが大きくなったことに加え、普段は移動の道具として使うクルマとしては厳しかったからです。
そして今回、キャラバン マイルームに500kmほど乗って「凄いですね!」と思ったのは、騒音や振動レベルが普通のキャラバンと同じだったこと。
インテリアの造作などをじっくりチェックしてみたら、さすが日産ブランドで販売されるクルマだけあり、圧倒的にレベル高い。作り込みもしっかりしている。
キャラバン マイルームのインテリアは、木目をふんだんに使うことで「クルマの内装感」を徹底的に排除していて、シンプルでミニマルなデザイナーズホテルのような洗練された“部屋”を実現。
ベッドとテーブルを組み合わせることで、「リビングルームモード」や「ベッドルームモード」、「ダイニングルームモード」と、車内を自在にアレンジすることができる。
そして、ワインディングロードを走ってみたが、ハンドリングはキャラバンと同じレベルだ。
先行販売された「ローンチエディション」の価格は595万8700円から714万100円。車両価格はキャンピングカー屋さんが作ったモデルより若干割高ながら、内容を考えたら納得できる。
唯一「欲しいですね」と思ったのがアダプティブクルーズコントロール(ACC)。
試乗車はディーゼルだったこともあり、こんなクルマで日本一周なんかいいなと考えるが、ロングドライブをすることだって多いことだろう。
そんな時、ACCさえあれば心強い。マイナーチェンジするときにぜひ搭載を!
Writer: 国沢光宏
Yahooで検索すると最初に出てくる自動車評論家。新車レポートから上手な維持管理の方法まで、自動車関連を全てカバー。ベストカー、カートップ、エンジンなど自動車雑誌への寄稿や、ネットメディアを中心に活動をしている。2010年タイ国ラリー選手権シリーズチャンピオン。
私のセレナは、8ナンバーのリフトアップ車、これから営業ナンバーをと考えての介護車輌です。当前、資格は、10年以上前に、取得しています。