なぜ「立体駐車場」ではタイヤが“キュルキュル”鳴る?「特殊な床」が原因なの!? 異音には「部品の劣化」の可能性も
床が原因じゃない「キュルキュル音」には要注意!
床が滑りやすいという理由で、キュルキュル音が生じているだけなら問題ありませんが、一般的な道路でもキュルキュルと擦れる音がするのであれば、タイヤをはじめとした部品が劣化している可能性も考えられます。

タイヤの経年劣化が進行するとゴムが硬くなり、地面との摩擦音が発生しやすくなります。
タイヤからキュルキュルと音が鳴るようになれば、タイヤの劣化を疑って確認し、必要に応じて交換を検討しましょう。
他にも、キュルキュル音がエンジンルームから聞こえている場合も注意が必要です。
この場合は、「オルタネーターベルト」や「エアコンベルト」あるいは「パワステベルト」などが劣化している可能性があります。
これらはゴム製のタイプが多く、タイヤと同じように経年劣化し硬化すると、キュルキュルと音が鳴るようになります。
この状態を放置してしまうと将来的にベルトが切れてオーバーヒートを起こしたり、発電できなくなったりすることもあるので、エンジンルームからキュルキュルと異音が鳴るようになったら最寄りのディーラーや整備工場など相談しましょう。
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このように、立体駐車場でタイヤがキュルキュルと鳴るだけであれば、床が滑りやすくなっているためであり心配はいりません。
しかし、立体駐車場以外の場所でもキュルキュルと音が鳴るのは、タイヤやエンジンルーム内に何か異常が発生している可能性がありますので、早めに点検や整備、部品の交換をするようにしましょう。
Writer: 大西トタン@dcp
(株)デジタル・コンテンツ・パブリッシング所属の編集者・ライター。幼少期に父親と一緒に灯油でエンジンのプラグを磨いたのをきっかけに車好きになる。学生時代はレーサーを目指しカートに挑むも挫折。現在は磨いた腕と知識を武器に自動車関係の記事をメインに執筆。趣味は週末に愛車フリードでのグルメ自販機巡り。














