6年ぶり大刷新! 新型「“V12”セダン」世界初公開! 440馬力超え「高性能モデル」アリ&斬新「光るグリル採用」! “防弾仕様”もあるメルセデス・ベンツ「Sクラス」独国で登場
メルセデス・ベンツは2026年1月30日、フラッグシップセダン「Sクラス」の大幅改良モデルを世界初公開しました。どんな進化を遂げているのでしょうか。
「伝統とデジタルの融合」を象徴する新デザインと最新OS
メルセデス・ベンツは2026年1月30日、フラッグシップセダン「Sクラス」の大幅改良モデルを世界初公開しました。
6年ぶりの大刷新で伝統的な様式美を継承しつつも、最新のデジタル技術を注ぎ込み、セグメントのベンチマークとしての地位をより盤石なものにしています。
今回のマイナーチェンジは、単なる改良の域を遥かに超えたものとなりました。1886年にカール・ベンツが自動車を発明してから140周年という記念すべき節目に登場したこの新型は、全構成部品の50%以上にあたる約2700個ものコンポーネントを刷新。
同一世代内では過去最大規模のアップデートを敢行し、メルセデスのフラッグシップとしての誇りを全身で体現しています。
その進化はまず、圧倒的な存在感を放つエクステリアに現れています。フロントグリルは従来よりも約20%大型化され、横方向のクロームバーを4本に増強することで威厳に満ちた表情を作り上げました。

特筆すべきはSクラス史上初となる「イルミネーテッド・ラジエーターグリル」の採用で、夜間にはグリル自体が発光し、個性を主張します。
ボンネット上に立つ象徴的なスリーポインテッド・スターも、オプションで自発光式が選択可能となりました。
さらに、次世代の「デジタルライト」は照射範囲を40%拡大し、リアには3つの星が浮かび上がる新意匠のテールライトを備えるなど、ライティングによる演出と安全性が飛躍的に向上しています。
ボディサイズは、標準仕様が全長5194mm×全幅1921mm×全高1503mm、ホイールベース3106mm。ゆとりある後席空間を誇るロングホイールベース仕様(S 500 4MATIC Long)では、全長5304mm×全幅1921mm×全高1503mm、ホイールベースは3216mmまで拡大されています。
キャビンに目を向ければ、そこには「動くスーパーコンピューター」と呼ぶにふさわしい空間が広がっています。
ダッシュボードを覆い尽くす「MBUXスーパースクリーン」は、最新の独自OS「MB.OS」によって制御され、ChatGPT-4.0やGoogle Geminiといった生成AIを統合。
ドライバーの意図を汲み取るインテリジェントなバーチャルアシスタントが、対話を通じてあらゆる操作をサポートします。
後席の快適性も極まっており、世界最高水準の安全性を誇る最大15個のエアバッグに加え、瞬時に身体を温める「温熱シートベルト」や、風を直接当てずに空調を整える「デジタル・ベントコントロール」といった、これまでの常識を覆す装備が惜しみなく投入されました。
パワートレインも全方位で電動化が進み、すべてのモデルに17kW(23馬力)を発生するISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)が組み合わされています。
ガソリンモデルの「S 500 4MATIC」は最高出力449馬力・最大トルク600Nmを発揮する3リッター直列6気筒エンジンを搭載します。0-100km/h加速は4.5秒をマークします。
ガソリンエンジンの頂点として君臨するのが、新開発のV型8気筒ユニット「M 177 Evo」を積む「S 580 4MATIC」です。
最高出力537馬力・最大トルク750Nmという強大なスペックを誇るこのエンジンは、新たにフラットプレーンクランクシャフトを採用して回転系の軽量化を図るとともに、点火順序を見直すことで、V8特有の重厚なパワーフィールに鋭いレスポンスと滑らかさを加えました。
ディーゼルモデルの「S 350 d4MATIC」「S 450 d 4MATIC」には、将来の排出ガス規制を見据えた新型の直列6気筒エンジン「OM 656 Evo」が搭載され、量産車として初めて電気加熱式触媒コンバーターを採用するなど、環境性能へのあくなき追求が見られます。
プラグインハイブリッド(PHEV)モデルの「S 450 e」「S 580 e」ではEV航続距離が約100kmに達するなど、環境性能とパフォーマンスを異次元のレベルで両立させました。

さらに、今回の発表で大きな注目を集めたのが特殊防護車両である「S 680 GUARD 4MATIC」の存在です。
民間車として最高レベルの防護等級である「VR10」を取得したこのモデルは、バイオフィデリックダミー(生体忠実型人形)を用いた過酷な実弾射撃テストでも最高評価を獲得し、文字通り「世界で最も安全なセダン」のひとつとして君臨します。
6リッターV型12気筒ツインターボエンジンを搭載する唯一のモデルでもあり、究極の安全性とともに至高の快適性を提供します。
この巨体を意のままに操るためのシャシ技術も圧巻です。後輪を最大10度まで操舵するリア・アクスルステアリングを採用したことで、回転半径は2m近く短縮され同社のコンパクトカー「Aクラス」並みの10.8メートルを実現し、都市部での取り回しが劇的に改善されています。
足回りには、路面の凸凹を先読みして減衰力を最適化するインテリジェント・ダンピング機能も備わり、まさに魔法の絨毯のような乗り心地を実現しています。
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ドイツでの価格はエントリーモデルの「S 350 d 4MATIC」が12万1356ユーロ(19%付加価値税込み/約2225万円)からです。
140年にわたる伝統の重みと、未来を先取りする最先端テクノロジーが高度に融合した新型Sクラス。このフラッグシップが日本に上陸し、再びラグジュアリーセダンの基準を塗り替える日が待ち遠しくてなりません。
Writer: くるまのニュース編集部
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