えっ!「車検」通らなくなる!? “今夏”から始まる「ロービーム検査」って何? 考えられる対策とは

そもそもヘッドライトを劣化させない方法は?

 もしヘッドライト自体を新品などに交換したり、あるいは車を買い替えた際に、次は困らないようにするための対策はないのでしょうか。

 そもそもヘッドライトカバーの変色問題が発生し始めたのは、ヘッドライトがプラスチック製になり始めた1990年代末頃からです。

 その後徐々にコーティング技術が改善されてきたのか、最近では完全な黄色にまで変色しているクルマは少なくなってきているようです。

 しかし完全な解消までには至っておらず、例えば初代トヨタ「86」など2010年代前半頃の車でも変色している個体を目にするようになってきています。

 まさか、ヘッドライトの変色を防ぐためにクルマを使わない人はいないでしょうが、普段の努力で変色を遅らせることはできるようです。

洗車で予防になることも
洗車で予防になることも

 M氏は、続いてこのように語っています。

「乗りっぱなしにしていたり、洗車もされていないような車だと、比較的早く変色するようです。

 また、南側や西側を向けて駐車している車も、変色が早いように感じます。

 クルマが古くなっても、ユーザーが定期的に洗車したり、時々市販のヘッドライト研磨・コーティング剤を使っている場合には、比較的透明さが維持されているようですね。

 日頃のメンテナンスのひと手間が、ヘッドライトの寿命を長くしているのは間違いないでしょう。

 当社にもヘッドライトコーティングのサービスはありますので、定期点検に来てくれる人にはお勧めしていますよ。

 クルマが新しいうちは利用してくれる方もいらっしゃるのですが、本当は利用して欲しい、少し古い車にお乗りの方ほど、メンテナンスにお金をかけてくれないことが課題です。

 いずれにしても、車検の有効期間まで時間がないクルマだと、できること自体が限られてしまいます。

 有効期限の充分前の時期にお越しいただいて、対策について相談してほしいです」

 一般ユーザーのレベルでも、カー用品店に行くと各種のヘッドライト研磨剤やコーティング剤が販売されています。

 それらの製品の性能も徐々に向上し、最近では変色を溶解させて落とす製品や、コーティング被膜が2年間も耐久するとしている製品もあります。

 使用方法や効果のほどはいろいろですから、店員さんとよく相談したうえで選ぶと良いでしょう。

 いずれにしても、8月以降に車検を控えているちょっと古いクルマに乗っているユーザーは、早いうちに自動車整備工場に相談し、対策を考えておいたほうがいいかもしれません。

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1件のコメント

  1. ロッキーとタントのロービームの殺人光軸は検査で落としてよ

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