6年ぶり全面刷新! トヨタFF最大・最上級セダン「新型カムリ」約440万円から発売! 最新“トヨタ顔”採用の「9代目モデル」 米に投入
トヨタの米国法人は、全面刷新した大型FFセダン「カムリ」を発売しました。一体どのようなクルマなのでしょうか。
トヨタ「最大・最上級セダン」発売!
トヨタの米国法人は2024年4月18日(現地日時)、フルモデルチェンジを行った新型「カムリ」を発売しました。
日本でも馴染み深いカムリの新型モデルとは、一体どのようなクルマなのでしょうか。
カムリは、1980年に誕生した「セリカ・カムリ」を始祖とする中型および大型セダンのシリーズです。
2代目は1982年に登場し、この時からセリカとして独立したモデルとなり、その後は3代目(1986年)、4代目(1990年)、5代目(1994年)、6代目(1996年)、7代目(2001年)、8代目(2006年)、9代目(2011年)、10代目(2017年)と歴史を重ねてきました。
10代目カムリは、TNGAに基づいたプラットフォーム、ユニット、電子系など全ての部品をゼロから開発したことにより、エモーショナルで美しいデザインと意のままの走りを実現。新たな上級大型セダンとして進化します。
同モデルは北米や中国では人気が高く、とくに北米においては21年連続でミディアムサイズセダンセグメントの最量販モデルとなり、トヨタのベストセラーカーとしての地位を確立しました。
しかし世界的にはセダン市場が縮小傾向にあり、本国日本においては2023年に10代目モデルが終売するのと同時に日本市場での販売を終了、以降カムリは海外専売車種となりました。
今回、6年ぶりに全面刷新を行ない11代目モデルとなって発売した新型カムリは、米国においては「9代目カムリ」として扱われ、2023年11月にアメリカおよび中国にて外観などは公開されていましたが、それから5ヶ月後となる2024年4月18日にようやく米国での市販化が実現したかたちです。
新型カムリ(米国仕様)は、プリウスやクラウンシリーズなどと共通の“最新のトヨタ顔”である「ハンマーヘッド」デザインをフロントマスクに採用。
さらに、シャープな形状のLEDヘッドライトやデイタイムランニングライト、テールライトが全グレードに装着されます。
サイドのシルエットは先代モデルを踏襲してはいるものの、車体前後のエクステリアデザインが大きく現代的になったことで、よりスマートで上質な印象となりました。
また米国仕様のパワートレインは完全にハイブリッドのみとなり、先代モデルまで搭載していたV型6気筒エンジンは廃止。現代のクルマに求められる高い環境意識が反映されています。
搭載するパワーユニットは2.5リッターの4気筒エンジンと2つのモーターを組み合わせた第5世代のハイブリッドシステム(THS 5)で、システム総合出力は225馬力(四輪駆動モデルは232馬力)を発揮。
パワフルな加速感とトルク感が味わえるこのエンジンと新世代ハイブリッドシステムの組み合わせは、北米向けトヨタのセダンとして初めてのものです。
新型カムリのグレード展開は、スポーツグレードの「SE」「XSE」と上級グレードの「LE」「XLE」で構成され、スポーツグレード(SE、XSE)は流麗なルーフラインに彫りの深いボディを組み合わせたスポーティな外観を採用。
またロアグリルはメッシュタイプのダイナミックなデザインとし、フロントサイドカナードやリアディフューザー、2本出しマフラーとリップスポイラーなどを装着することで、かつてなくスポーティでアグレッシブなデザインを身に付けました。
さらにXSEグレードに限り、フロントグリルとトランクガーニッシュをブラックで統一して、よりスポーティなマインドを強調します。
一方で、上級グレード(LE、XLE)のロアグリルは横基調のデザインとし、存在感と高級感を両立したフロントマスクへと仕立てました。
新型カムリのインテリアは、水平基調でスタイリッシュなデザイン採用した先進的なコクピットへと進化。内装色はグレードによって白、赤、ライトグレー、ブラックから選択できる設定です。
そのほか、上級グレードには12.3インチのフルデジタルメータークラスターや10インチの大型ヘッドアップディスプレイを搭載するなど、マルチメディアシステムやコネクテッドサービスも充実。
先進運転支援システムも採用し、最新の「トヨタセーフティセンス3.0」を搭載して安全性と機能の向上が図られています。
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新型カムリの米国での車両価格は、28400ドル(LE FF)から36125ドル(XSE 4WD)。日本円に換算し、約437万円から約556万円です。
フロントは良いけどそれに見合わぬリアの腰高感
ちょっとTOYOTAにしたらリア周りが中途半端な気がするなぁ