渋滞中「先頭で合流」はズルい!? 実は「正しい」方法だった! 時間損失も「約3割減」? 勘違いされがちな「ファスナー合流」とは
「理屈はわかるけど…」普及が進まない「心理的な壁」とは
このように、渋滞緩和に確かな効果が期待できるファスナー合流ですが、しかし実際にこれをやるのはなかなか難しいのも事実です。
![手前から慌てて合流することを回避する「ラバーポール」の設置例[画像はイメージです]](https://kuruma-news.jp/wp-content/uploads/2025/04/20240417_Traffic_Jam_0002.jpg?v=1713343224)
先行車が手前で合流するために停滞しているなか、それを追い越して加速車線の先頭まで行くことに対し、まずはばかれます。
前述の通り、近年伸ばされるケースが多い合流車線をすいすいと進み、はるか先で合流することに抵抗がある人も少なくないでしょう。
慢性的な渋滞の解消に向け、各高速道路会社では「高速道路を走る際のマナー」のなかで、ファスナー合流を推し進めています。
しかしこうした「ズルをしている」「追い越して申し訳ない」といった心理が働くためか、さほど浸透していないのも現状なのです。
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移動時間の短縮のみならず、トラブルや事故の低減、さらには疲労軽減やCO2削減効果まで期待できるジッパー合流。
今後少しずつ認知されていくことで、いつしか「当たり前の運転マナー」として定着していくことが望まれます。
Writer: くるまのニュースライター 河馬 兎
お金と法律に関する複数の資格をもつWEBライター。好きな言葉は「お風呂」と「ハイボール」
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