スズキが「新“ミニ”キャリイ」実車公開! 小さすぎる「軽トラ」は“走破性”も高め!? 超カワイイ「謎の小型車」の役割とは
2024年3月23日から静岡県で行われている「浜名湖花博2024」。同イベント内の「浜名湖ガーデンパーク会場」で、スズキは「超コンパクトなキャリイ」を実車展示しました。どのようなモデルなのでしょうか。
小さすぎるキャリイの正体は?
2024年3月23日から6月16日にかけ、静岡県浜松市にある「はままつフラワーパーク」と「浜名湖ガーデンパーク」の2会場で「浜名湖花博2024」が開催されています。その花博に、スズキはブースを出展、様々なモビリティを出展しています。
この中に、「超コンパクトなキャリイ」が含まれるようですが、どのようなモデルなのでしょうか。
浜名湖花博は、2004年に初開催された花の博覧会で、2024年のテーマは「人・自然・テクノロジーの架け橋~レイクハマナデジタル田園都市~」としています。
そんな浜名湖花博2024でスズキは、自動運転など先端技術を活用した新しい暮らしを提案。ハイトワゴン「ソリオ」などをベースとした自動運転実証車両の乗車体験や、園内散策用アプリの貸し出しなどを行っています。
そんなスズキの展示の中に、実際の軽トラック「キャリイ」と比較すると“かなりコンパクトな”キャリイが含まれていました。
この“ミニミニキャリイ”は、電動モビリティベースユニットと呼ばれるもので、同社についてスズキは、この電動モビリティベースユニットを「未来の“足”」としています。
この技術のベースは、スズキの電動車椅子「セニアカー」。これを応用した物が使われているようです。
セニアカーとは時速6キロほどで歩くように外出を楽しめるスズキのモビリティ。運転免許も必要なく、免許を返納した高齢者などを中心に利用されているといいます。
このセニアカーは、多少の泥路や傾斜などにも対応できる走破性の高さも評価されています。
そんなセニアカーをベースとした電動モビリティベースユニットは、小型ながら走破性に優れており、スズキはこのユニットを農業の収穫や農薬散布、もしくは荷物の配送などに活用できるよう開発を進めているとしています。
小さなサイズ感ではありますが、現状でも概算で100キロ程度の荷物が載せられるそう。収穫した農作物を特定の地点まで運ばせるといったことことは十分可能そうです。
今回スズキはキャリイの外装をした電動モビリティベースユニット以外にも、スズキ「ジムニー」の電動モビリティベースユニットも展示しました。
これらはあくまでデモカーになるとのことですが、この2台が選ばれた理由についてスズキは、「ジムニーはスズキの中でも“走破性のある車”というイメージから、キャリイは実車の農業分野での活躍から、それぞれデモカーとして選択しました」としています。
サイズ感が全くわからない
イメージとしては光岡自動車から出てた50ccカー(BUBU:マイクロカー)をEVで復活させても面白いかも。近所の利用だけなら足として必要十分。車検も要らないので車を持てない人たちも雨風凌げて出かけられる。