トヨタの人気商用車「ハイエース」買うなら新車・中古車どっちがいい? 20年目の“ご長寿モデル”の魅力とは?
「ハイエース」買うなら「新車」「中古車」どっち?
ハイエースを購入するなら、新車と中古車のどちらがおすすめなのでしょうか。新車・中古車どちらも扱う販売店スタッフのY氏に聞いてみました。
「根強い人気を誇るハイエースは、いますぐ新車で買っても後悔することは少ないと思います。基本設計こそ古いですが最新装備や技術でカバーしており、数年後のリセールバリューも高いです。
維持費に関してですが、長距離を走る機会が多い人はディーゼル車、走行距離よりも年数を長く乗りたい人はガソリン車が良いでしょう。
ディーゼル車は燃料費こそ割安ですが、エンジンオイルが専用となり、メンテナンスにお金がかかります。ディーゼル特有の振動なども考慮すると、個人的には2.7リッターのガソリンエンジン搭載車がトルクフルでおすすめです」

では、金額的にお手頃な中古車はどうでしょうか。幅広いバリエーションのハイエースなだけに、選ぶのは至難の業ともいえそうです。
「非常に長い期間販売されている車種で、最近では3代目のH50系や4代目H100系のフルカスタム車両などが高値で取引されていますが、いくら堅牢なハイエースとはいえ、やはり経年によるパーツ不足や全体の老朽化は隠しきれません。
ハイエース本来の使い方である、荷物をガンガン積んでバンバン走りたいのであれば、200系の3型と呼ばれる、2010年に2度目のマイナーチェンジを実施した後のモデルがおすすめと言えます」
このあたりは個人の好みにもよりますが、Y氏が指摘するようにあまり古いモデルはメンテナンスも厳しくなってくることが予想されます。
それより、エンジンが新しくなりパワーアップ&燃費も向上した3型、予算さえ許せば2017年11月に一部改良された通称200系5型以降がおすすめです。
この年式から衝突回避支援パッケージ「トヨタセーフティセンス P」が標準装備され、安全性も飛躍的に向上しています。
この先も長く乗り続けることを考えれば、充実した安全装備は見逃せないポイントとなりそうです。
Writer: くるまのニュースライター 金田ケイスケ
2000年代から新車専門誌・輸入車専門誌編集部を経て独立。専門誌のみならずファッション誌や一般誌、WEB媒体にも寄稿。
中古車専門誌時代の人脈から、車両ごとの人気動向やメンテナンス情報まで幅広く網羅。また現在ではクルマに限らずバイクやエンタメまで幅広いジャンルで活躍中。





















