クルマで「トコジラミ」”繁殖”の可能性アリ? 脅威の「害虫」どう対処すべき? ”打ち倒す“方法とは

クルマの中で繁殖するのが不安なら高温スチームで洗浄する

 トコジラミの被害に遭うのは、クルマの中という可能性ももちろんあります。居室にトコジラミがいる場合、衣服や鞄などに付着して、そのままクルマの中に移動させてしまうことも考えられるためです。

 それでは、トコジラミが車内で発生した場合はどのように対処したら良いのでしょうか。

アツアツの車内ならある程度は駆除できるか?(※画像はイメージ)
アツアツの車内ならある程度は駆除できるか?(※画像はイメージ)

 もしクルマの中でのみトコジラミが発生している場合は、その車内で駆除処理をおこなうことで被害を抑えられますが、居室にもトコジラミがいる場合、トコジラミが潜んでいると考えられる場所すべてでの駆除処理が必要です。

 トコジラミはいったん繁殖すると駆除処理が困難で、多大な労力や費用がかかります。

 トコジラミの駆除について、害虫や害獣などの駆除を専門的におこなっている株式会社三共リメイクの担当者は以下のように話します。

 「トコジラミの駆除には、殺虫剤を使い、熱処理をおこないます。さらに、家具や畳などは移動して剥離させつつ、産卵場所となっている営巣がどこにあるか徹底的に特定します」

 トコジラミは、熱に弱いものの30℃前後の気温では全滅することはないようです。ただし、データによって差があるものの、基本的に-1.5℃では40日程度で死亡、50℃では30分ほどで死亡するほど、寒さと暑さには弱い害虫です。

 つまり、もし、夏にトコジラミの被害が気になるなら、暑い日に直射日光の当たる野外にクルマを駐車して、50℃以上の環境を30分以上つくるとよいかもしれません。

 また、クルマの中のシートやカーペットなどを高温のスチームで洗浄することも、トコジラミの駆除には有効のようです。

 ただし、前出の担当者は「トコジラミは熱に弱いですが、夏の気温でも勝手に全滅することはありません」と話します。

 加えて、春や秋の気温や断熱されたガレージに保管している場合では、クルマの中でもトコジラミが繁殖する可能性があるとも言えます。

 そのため、車内でトコジラミが出た場合は、念入りに掃除し、もし身体に被害があるようなら皮膚科での診察をなるべく早く受け、専門の駆除業者に依頼するのが理想的です。

※ ※ ※

 このように、トコジラミがクルマの中で繁殖する可能性はそう高くありませんが、居室にいたトコジラミが衣服に付着してクルマの中に移動することが考えられます。

 そのため、衣類は乾燥機で熱消毒することを習慣化させるとよいかもしれません。トコジラミは高温に弱く、50℃に30分程度または60℃に10分程度さらされると死亡するため、乾燥機も利用することも検討してみてください。

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1件のコメント

  1. どうもこうも煽る記事書けるもんにゃら感心するやら間抜けか?と、問いたいね
    まずとこじらみ、ダニ類は気温に弱いという事は常識。自動車車内はお掃除しない無精でもダニが沸いたといい話聞いたことないわ。参考までに対処方法教えてやるわ
    まず真夏の炎天下に窓閉め切った状態で30分から1時間放置したら、それでダニ退治は完了だ。トコジラミも同様 なぜダニ退治が出来るのかというと、炎天下に30分以上放置すると車内温度は50℃を超えます。するとダニが生存できる温度30℃を超えるから死滅するの
    冬では?窓全部閉め切った状態で、エヤコン切ってヒータ-を最大温度に設定し、ガンガン暖房掛ければダニ類死滅するよ

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