クルマに影響ないの?「エアコン内部にプシュー!」な消臭剤 奥に粉が溜まったりしないのか 車内臭の”最終兵器”どう使う
カーエアコンから漂ってくるいやな臭いを消すために、消臭スプレーを使うことがあります。しかし、機器に薬剤を直接スプレーすることで、エアコン内部の機器に影響は出ないのでしょうか。
奥へ吹き付けるスプレー エアコンの内部機器は大丈夫?
これから気温が上がっていく時期は、カーエアコンを使う機会が増えます。そんなとき、久しぶりにスイッチを入れると、冷たい空気と一緒に嫌な臭いが出てきてしまうということもよくあります。
そんな時、カーエアコン用の消臭剤を使うという人も多いでしょう。消臭剤の中には、エアコンの吹き出し口に直接ノズルを差し込んで奥に薬剤を吹き付ける「スプレー型」のものがあります。
エアコン内部に直接消臭剤をかけることになるため、内部機器に薬剤がかかることに対し、少なからず抵抗を覚える人もいるかもしれません。影響はないのでしょうか。
消臭スプレーの影響について、カー用品メーカー「カーメイト」の担当者は次のように話します。
「製品の使用方法に従って使用量を守って頂ければ、影響が出るおそれはございません」
同社では、数種類のカーエアコン用消臭スプレーを製造販売していますが、そうした商品を定期的に使用したとしても、エアコン内部のメンテナンスは特に必要ないといいます。
その理由について、前出の担当者は次のように語ります。
「消臭剤の多くは揮発するものが多く、クルマに影響しにくい成分を使っております。当社製品は各種試験を行い、クルマで使用して問題がないことを確認しております」
消臭スプレーを使用する際は、一般的にまずエアコンを「内部循環モード」に設定してスイッチを切り、さらに窓を開けてエンジンを停止します。つぎに消臭スプレーのノズルをエアコンの吹き出し口に差し込み、薬剤をスプレーした後、5分以上換気します。
使用の際は事前に説明書をよく読み、使用方法も守ることでより安全に「車内臭対策」ができるでしょう。
もっとも、消臭スプレーの中にはただ「今ある臭いを除去する」というものもあります。それだと、悪臭の原因はそのままになり、近いうちにまた臭い始めてしまいます。
根本的な対策として、本体中で洗浄できるものは洗浄しておくといいでしょう。
原因の代表的なものはエアコン内部の部品「エバポレーター」についた湿気によって繁殖するカビです。この部品を洗浄すれば、ある程度の臭いの元を断ち切れます。もちろん家庭用のエアコンと同様に、フィルターも汚れっぱなしにしないようにしましょう。
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