トヨタが「高級SUVミニバン」実車公開! 迫力フェイス&ハイブリッド採用! スライドドアレスの3列仕様「イノーバ ゼニックス」タイで登場
トヨタのタイ法人は、第45回「バンコク国際モーターショー」で、SUVミニバンの「イノーバ ゼニックス」を実車展示しました。どのようなモデルなのでしょうか。
トヨタのSUVミニバン!? 「イノーバ ゼニックス」実車公開
トヨタのタイ法人は、バンコクで2024年3月26日から開催される第45回「バンコク国際モーターショー」で、SUVミニバンの「イノーバ ゼニックス」を実車展示しました。
イノーバは、トヨタがアジア圏などに向け展開する3列シートミニバンです。後席ドアは日本の一般的なミニバンとは異なるヒンジドアが採用されています。
そんなイノーバの名前を冠したSUVミニバンが、2023年7月にタイで発表された新型イノーバ ゼニックス。
販売する地域により「イノーバ ハイクロス」や「ゼニックス」など異なる車名が用いられています。
コンセプトに「イノベーティブ・マルチパーパス・クロスオーバー」というコンセプトを掲げ、最新のTNGAプラットフォーム(GA-C)を採用。
ボディサイズは、全長4760mm×全幅1850mm×全高1790mmで、最低地上高は185mmとなっており、スライドドアはありませんが、ボディサイズやコンセプトは三菱「デリカD:5」と近しい部分があります。
パワートレインは、システム最高出力約186馬力・最大トルク188Nmを発揮する2.0リッター直列4気筒ガソリンエンジン+モーターによるハイブリッドシステム。駆動方式は前輪駆動(FF)です。
エクステリアは、高い全高や、豪華で堂々としたデザイン。インテリアは、ブラウンとブラックでコーディネイトされた質感の高い装飾が設定され、クラスを超えた高級感を感じられます。
ボディーカラーは、ブラックダークスティールマイカ、ホワイトプラチナパール、アティチュードブラックマイカ、シルバーメタリックの4色を設定。グレード構成は、ベースグレードとなるスマートと、上位グレードとなるプレミアムの2種類です。
価格は、スマートが137万9000バーツ(約571万円)から、プレミアムが147万9000バーツ(約613万円)です。
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日本にはない“トヨタのSUVミニバン”であるイノーバ ゼニックス。登場以来、日本のユーザーからも“欲しい”との意見が上がっていますが、日本導入の報道はありません。今後の動向に期待です。
サイズもヒンジドアも含め、デリカではなく現地で良く売れている三菱のエクスパンダー(ヒンジドア、日本導入無し)の対抗馬では。
先代までは排気量もミッションも安価で、完全にエクスパンダーと競合していましたが、同じ価格帯でぶつけるのを避け、ハイブリッドをメインに高級路線に舵を切ったのでしょうかね。