本土から離れた「離島」 クルマは所有できる? 車検や整備はどうしてる!? 海に囲まれた「島」ならではの事情とは
大小それぞれの島が存在する日本ですが、本土から遠く離れた離島では、クルマの購入だけでなく車検や整備はどうしているのでしょうか。
「離島」のクルマ事情 どうなってる?
日本は海に囲まれた島国です。北海道や本州、四国、九州以外にも、400島もの有人島があり、多くの人々が離島に住んでいます。
そのような離島では、クルマのディーラーがないこともしばしば多いのです。クルマの購入や車検は、どのように対応しているのでしょうか。
鹿児島県本土の南に位置し、竹島・硫黄島・黒島の3島で構成されている鹿児島県三島村役場の担当者は、離島のクルマ事情について以下のように話します。
「島には(クルマの)購入場所がないため、鹿児島県本土で購入し、フェリーで島まで運んできてもらっています」
本土で購入してフェリーで輸送することは容易に予想できますが、なかには、クルマを直接見ずに購入する人もいるようです。
たとえば、中古車を購入する場合、中古車サイトで本土の港近辺の中古車店を中心に検索し、目当てのクルマを見つけます。そのまま購入し、港まで送ってもらい、フェリーで離島まで輸送するのです。
ドライバーは乗船しないで、クルマのみをフェリーに積んで輸送することを「無人航送」と呼び、各フェリー会社では車長に応じて金額を設定しています。
本土の港近辺にある中古車店も、こうした方法で離島へ販売することに慣れている店が多く、無人航送料金に数千円をプラスするだけで対応してくれることも少なくありません。
また、離島でクルマが欲しいときは、周りの人に声をかけておくと、どこからともなく譲り手が現れるということもあるようです。格安もしくは無料で譲ってくれたという人もいます。
こうした助け合いでクルマの売買が成り立っているのも、深いコミュニティが形成されている離島ならではと言えます。
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なお、離島で輸入車を目にすることはほとんどないとされています。旅行者が一時的に本土から持ち込むことはあるようですが、離島に住む人々が輸入車を維持するのは難しいためです。
なぜならば、離島で輸入車を修理する際、海外メーカーに対応している故障診断機を備えている整備工場はほとんどなく、クルマの故障に対応できないことも少なくないためです。
もし故障が起こって部品交換するとなっても、部品を自身で入手して整備工場に持ち込んで対応してもらうことになり、整備に苦労することが予想できます。
そうしたことから離島で輸入車に乗り続けるのは困難で、移住時に持ち込んだとしても、車検といったタイミングで比較的維持の楽な国産車に乗り換えるケースが多いようです。
離島こそ車検の要らないミニカーで十分かと思うんだけど。
下手に無ナンバーや無車検で済まそうなんて、捕まった時や事故った時のリスクがね。
更にはミニカーのEVであれば距離を走ることはないので離島じゃ航続距離の問題は無い。
離島なら小型の風力発電充電インフラさえあれば十分。常に風はあるので発電量は天候には影響されにくい。
多分、買い物などの足として本土の田舎でも需要はある。数が売れれば修理や整備の商売も成り立つ。
あと、離島だと常に潮風を受ける訳だが、やはり錆びやすいのではと。