「国道の橋」が消滅!? 冬季通行止めの間に「自然現象」で流失か 3年前にも隣接する橋が被害に 県は「対応検討中」

福島県の土木部は2025年4月11日、只見町の国道252号「出逢橋」について、流失して通行不能になったと発表しました。

橋桁みつからず

 福島県の土木部は2025年4月11日、只見町の国道252号「出逢橋」について、流失して通行不能になったと発表しました。

流失前の出逢橋(画像:福島県)
流失前の出逢橋(画像:福島県)

 国道252号は、新潟県柏崎市を起点に、福島県会津若松市までをつなぐ路線です。

 流失した「出逢橋」は2013年に廃止されたJR只見線の田子倉駅から近い場所で、長さは40mです。県によると、国道252号の同区間は、冬季通行止め区間でした。この通行止めのあいだに雪崩を受けて流失したとみられ、今後どういった対応をするか検討していくとしています。

 流失した橋桁は、雪がまだ深いこともあり、今も見つかっていないそうです。

 同じ場所で2022年3月にも雪崩で、隣接する「あいよし橋」が流出しています。この時、新たな橋を含む新ルートを整備する方針を決定していました。今回流出した出逢橋も新ルートには含まれておらず、将来的には廃道となる可能性があります。

 なお、今回は迂回路が無いため、国道252号は冬季通行止めが終わっても、通行できないままです。なお県は、通行に問題の無い田子倉湖の展望台までは25日に予定通り通行可能とするとしています。

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Writer: くるまのニュース編集部

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