川崎の東西軸「尻手黒川道路」延伸工事が進行中 トンネルぶち抜き「稲城延伸」スタート間近!? 開通まであと2年

川崎市を東西につらぬく主要道路「尻手黒川道路」が、さらに西へ延伸する計画で、工事が進められています。いったいどんな計画で、どこまで進んでいるのでしょうか。

川崎の主要東西軸

 川崎市を東西につらぬく主要道路「尻手黒川道路」が、さらに西へ延伸する計画で、工事が進められています。
 
 いったいどんな計画で、どこまで進んでいるのでしょうか。

川崎の東西軸となる「尻手黒川道路」(編集部撮影)。
川崎の東西軸となる「尻手黒川道路」(編集部撮影)。

 尻手黒川道路は、川崎駅西側の国道1号から分岐して北西へ伸び、元住吉・宮前平・東名川崎ICを経て、小田急柿生駅北側の「片平2丁目」交差点で都県道「世田谷町田線」に接続します。

 全域でアップダウンの多い川崎市内において、東西方向に1本の道路で抜けられるルートは貴重な存在。高津区子母口では昼間12時間で約1万6千台の交通量がある、重要道路となっています。

 さて、その尻手黒川道路ですが、計画では世田谷町田線からさらに西へ伸び、小田急多摩線の黒川駅付近で鶴川街道に接続することになっています。若葉台や稲城市内の近くまで、道路1本で直結されることとなります。

 なお、柿生駅西口から黒川駅まではすでに県道「上麻生連光寺線」として開通済み。つまり残りは、片平2丁目からその県道へ、柿生緑地の山をぶち抜いて接続するまでの約700mの区間だけです。

 柿生駅から伸びる道路は、尻手黒川道路の延伸を見越して、一部は狭いままでした。いよいよそこへ北側からトンネルが接続してくることとなります。

 気になる進捗ですが、まずは上麻生連光寺線の接続部周辺の拡幅工事が、2021年に開始。そして2023年10月にはいよいよトンネル工事に着手となりました。市によると、開通予定は2027年度末とのこと。擁壁工事を3か所行いつつ、トンネル掘削に向け準備が進められています。

 2009年から始まったこの事業、工事がいよいよ最盛期に差し掛かろうとしています。

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Writer: くるまのニュース編集部

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