ドアパンチで“請求書”貼られる!? 激狭駐車deどうする? 9%の成功者!「世界一狭い?脱出ゲーム」とは
ドアパンチをしないために注意すべきこととは?
前出の担当者によると、このイベントを開催した背景には次のような現状があるといいます。
「ドアをぶつけた加害者側の意識が低い傾向にあり、被害事故においては相手が不明というケースも多くあります。
また、加害者はクルマの傷から修理費が安価で済むと判断し、保険を使用せずに対応したいという人も多くいらっしゃいます。
その一方で、被害者からするとドアの傷はクルマに乗る際に必ず目にする箇所であるほか反射の加減で傷が目立ちやすいこともあり、軽微な損傷でも気にされる人がおられます。
ドアの修理は塗装やコーティングをはがして鈑金をおこない、改めて塗装・コーティングをするなど時間がかかる内容であり、代車費用を含めると大きな出費となります。
このような事情が入り組むため、損傷は軽微であっても事案処理が難航するケースがあります」
つまりドアパンチはクルマに乗る人の意識で防げる事故でありながら、ひとたび発生すると双方の当事者に負担がかかります。
今回のイベントは参加者が脱出ゲームを通じ、ドアパンチへの注意を高めるキッカケになったといえるでしょう。
そのほか、前出の担当者はドアパンチを防ぐための注意点を次のように説明しています。
「風が吹いているときは『ぶつけるかもしれない』という認識を持ち、風の吹き抜けでドアが強く開かないよう、ドアを片方ずつ開けることが大切です。
加えて、子どもを乗せる場合はスライドドアやチャイルドロックの利用を推奨しています」
そして、他のクルマにドアパンチをしてしまった場合や他の人からドアパンチを受けた場合の補償に関しては次のように話しています。
「弊社の商品の場合、他のクルマにドアパンチをしてしまったケースでは、基本的に相手の車両は対物賠償で、自分の車両は車両保険で補償します(それぞれ対物賠償や車両保険が付帯されている場合)。
ただし、保険の利用状況に応じて等級がダウンしてしまいます。
また他の人からドアパンチを受けた場合は、相手の対物賠償で補償していただくことになります。
何らかの事情で補償が受けられないときは、ご自身の車両保険で補償が可能です(車両保険が付帯されている場合)」
※※※
ドアパンチの原因で最も多いのが「強風」ですが、ドアパンチは強風の日に限らず、日常的に発生しています。
ドアパンチをしないためには乗り降りの際にドアから手を離さない、クルマを駐車場の広い場所に停めるなどの心がけが必要といえるでしょう。
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