トヨタはコンパクトSUV「カローラクロス」の改良モデルを2023年10月18日に発売しました。
　
「カローラ」は初代モデルが1966年に登場。トヨタがグローバルで展開するロングセラーモデルです。
　
　そしてカローラクロスは、60年近くに及ぶカローラの歴史のなかで、初のSUVモデルとして、2021年9月に日本で発売されました。

　全長4490mm×全幅1825mm×1620mmという使い勝手の良いサイズ感が好評を得て、セダンやハッチバック、ワゴンなど多彩なバリエーションがラインナップされる現行カローラシリーズのなかで最も人気となり、販売の約5割を占める主力モデルへと成長しています。

「アーバン・アクティブ」をデザインコンセプトとするカローラクロスは、伸びやかなサイドプロポーションとワイドで安定感のある車体前後のデザインを採用。都会的で堂々としたスタイリングが特徴的です。

　そんなカローラクロスは、一部改良でパワーユニットや先進安全機能が進化。ハイブリッド車に搭載される1.8リッターエンジンはハイブリッドシステムの電動モジュールを刷新し、低燃費と高出力を実現しました。

　ガソリン車では改良を機に1.8リッターエンジンを廃止。入れ違いで、最高出力170馬力・最大トルク202Nmを発揮する2リッターダイナミックフォースエンジンが搭載され、こちらもハイブリッド車と同じく低燃費と高出力を実現しています。

　先進安全では「トヨタセーフティセンス」の機能を拡大。ドライバーのステアリング・ブレーキ操作をサポートする「プロアクティブドライビングアシスト」や、「プリクラッシュセーフティ」に交差点右折時の対向直進車および右左折時の対向方向からの横断歩行者検知機能を追加しました。

　さらに、コネクティッドナビ対応のディスプレイオーディオを設定したほか、10.5インチの大画面ディスプレイと車内Wi-Fiを新たに設定。

　メーターパネルは最新のフル液晶になったほか、最上級グレード「Z」に12.3インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイを標準装備して視認性が向上しました。

　ボディカラーも新色が用意され、精悍な印象の「マッシブグレー」が加えた全8色展開となり、ハイブリッド車に2トーンカラーが3タイプ追加されます。

　SNSでは「カローラクロスかっこいい」「コンパクトでいい！」「コスパ良くてカッコいい、売れてますね」「燃費も加速も申し分ない！」「改良が入ってよりいい車になりましたね！」などの投稿も。

　デザインや燃費、動力性能に優れた使い勝手の良いモデルが、218万4000円からという価格で手に入るとあって、人気を集めていることがわかります。

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　グローバルで展開されるカローラクロスですが、タイでは別の顔を持つモデルが2024年2月に登場しました。

　もともと海外仕様のカローラクロスは、日本仕様とは異なるフロントフェイスを採用するのですが、タイ仕様の新型モデルは新デザインのフロントバンパー、フロントグリルを装着。

　最近のレクサス車のような、小さな六角形をいくつも組み合わせた斬新なグリルを取り入れた、よりワイドでモダンな“顔”にイメチェンしています。

　タイ仕様の新型カローラクロスについてSNSでは、「新型カローラクロスの顔良いじゃん！」「スゴくカッコいい！」「こっち（タイ仕様）のほうがカッコいいなぁ。日本仕様もこうすればいいのに」といった声が挙がるなど、日本のユーザーからの反響は上々のようです。