ウインカーの「チカチカ」点滅間隔が微妙に違う理由とは 点滅速すぎたらアウト!? 同じクルマで「急に点滅速くなる」は注意のサイン

クルマのウインカーが点滅するスピードは同じように見えて、実は微妙に異なるようです。なぜそのような違いが生まれるのでしょうか。そもそも点滅間隔には、何か基準があるのでしょうか。

ウインカーの点滅速度 人間の「生理状態」に基づいている!?

 なお、こうした基準は、人間の生理状態や心理状態に基づいて設定されているといわれています。

 ウインカーを使用するのは、主に右左折や車線変更をするときです。こうした状況で「早すぎる点滅」を経験すると、人は落ち着かない感覚を抱きます。反対に、「遅すぎる点滅」の場合は、ドライバーは集中力を失ってしまいます。

 そこで、交差点などでドライバーが安全を保っていられる回数を基準にしているということです。
 
 さらに、こうした基準のなかでも、各自動車メーカーは「毎分70〜80回」という点滅間隔を選択することが多いようです。

 その理由のひとつとして、ドライバーの「やや緊張した状態」に合わせて設計しているためといわれています。

 健康的な成人の心拍数は毎分65〜80回です。これが、クルマの運転を始めると心拍数が上がりはじめ、交差点に進入するときなどはさらに高まります。このやや緊張した状態の心臓のドキドキが、毎分70〜80回というわけです。

 ウインカーを出すシチュエーションでは注意力が必要となるので、ウインカーを毎分70〜80回点滅させることでドライバーに「軽い緊張を促す」というわけです。

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