ウインカーの「チカチカ」点滅間隔が微妙に違う理由とは 点滅速すぎたらアウト!? 同じクルマで「急に点滅速くなる」は注意のサイン

同じクルマでも突然「点滅が速くなる」こともある!?

 実は、ウインカーは「電気の消費量によって」点滅速度が変わります。直感とは逆なのですが、電気消費量が「多い場合は点滅が遅く」、逆に「少ない場合は速く」なります。

 もし電球が切れた場合、電気の抵抗が減ります。これにより電気消費量も減り、高速点滅(ハイフラッシャー)が発生することがあります。これがドライバーに球切れを知らせる仕組みにもなっています。

 稀に、非常に速く点滅するウインカーを見かけることがありますが、これはほとんどの場合、どこかのウインカーの電球が切れている状態です。この場合は早急に点検する必要があります。

 一方で、このハイフラッシャー現象は「消費電力の少ないLED球へ交換したとき」にも起こり得ます。このとき、点滅速度が速まりすぎると、法定の点滅間隔を超えてしまうこともあるので、注意が必要です。それを防ぐために、点滅速度が調整できる「抵抗器」を別途取り付けることになります。

 いずれにしても、ハイフラッシャー状態は点滅速度が早すぎるため、放置したままでは保安基準を満たすことはできません。ときおりハイフラッシャー状態をカッコイイとする声もみられますが、立派な整備不良にあたります。

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Writer: Peacock Blue K.K.

東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

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