大型トラックの「謎の小部屋」何のため? 内部はどんな感じ? 利用者の声は? 普段“知れない”使い方とは
内部はどんな感じ? 使い勝手は?
このような小部屋は、ドライバーの仮眠場所として想定されて作られたようです。
長距離トラックのドライバーの中には車内で寝泊まりする人もいます。そこで、少しでも快適に仮眠できるようなマキシルーフが設置されました。
小部屋のサイズはメーカーにより異なりますが、マキシルーフの内寸は最大で1985mm×1020mm×865mmとシングルベットの長さ1950mm×幅1000mmに匹敵する大きさです。
では小部屋を利用するユーザーからはどのような声があがっているのでしょうか。SNSなどでは次のような投稿が見られます。
「いすゞのマキシルーフはアイクール(エアコン)があって快適です。
真夏の炎天下でも寒くて居られないくらいに冷えますよ。中に入ると秘密基地みたいでおもしろいです。
いまだに真夏でもアイドリングストップの現場があるけど、エンジンを切って2階に上がれば快適に過ごせます。とても重宝して助かってます」
このように快適に過ごせるという声もあれば反対の声も。
「私もマキシルーフがある大型トラックに乗って仕事をしています。
正直、外気温が20度を越えると暑くて私は寝られません。なので、助手席をフラットにして、板とマットレスを敷いて寝ています。
2階に独立した強力なエアコンを付けて欲しいです。待機中も少しだけしか背もたれが倒れないのもイヤですね。ですので、物置としては重宝するかも」
またトラックドライバーの中には、ガソリンスタンドや高速のSA・PAでシャワーを浴びるための石鹸やシャンプー、着替えなどを置いておく人もいるようです。
SNSなどでは小部屋を物置として役立てているという人も。
「トラックって仕事の荷物以外は意外に積むところが無いんですよね。
サイドの小箱やルーフを有効活用するのは良いと思います」
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このようにトラックドライバーは、長時間労働かつ不規則な勤務状況で働くことが多いため、働き方改革が強く求められています。
実際に時間外労働の上限規制や正規社員と非正規社員の格差是正など最近では「物流の2024年問題」としても取り上げられています。
そうした問題に対する改善策としてトラックメーカーなどは、普通免許で運転出来るモデルや、ドライバーファーストの機能などを提案しています。
今後トラックドライバーが働きやすい環境がどのように構築されていくのかにも注目が集まります。
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