トヨタ「ハイエース」にシャワー搭載! なぜ「シャワールーム付き」の“新型キャンピングカー”が大人気? 納得の事情とは
食住にくわえてシャワーも車内で使える「防水マルチルーム付きのキャンピングカー」が人気を集めています。これらは一体どのようなモデルで、なぜ今注目を集めているのでしょうか。
もはや「家」!? 快適すぎる新型「キャンピングカー」とは
2024年3月5日、キャンピングカーの製造および販売をおこなうレクビィ(愛知県瀬戸市)は、同年1月から2月における「防水マルチルーム付きのキャンピングカー」の受注が、前年比約10倍となったことを発表しました。
食住にくわえてシャワーも車内で使えることから「自己完結型キャンピングカー」とレクビィが呼ぶこのキャンピングカーですが、一体どのようなモデルで、なぜ今注目を集めているのでしょうか。
これらのキャンピングカーは、トヨタ「ハイエース」や日産「キャラバン」などワンボックス車の後部を「防水マルチルーム」に改造したモデル。
現在レクビィのみが製造しているジャンルだといいますが、キャンピングカーブームのみならず昨今の防災意識の高まりや災害対策需要によって再び大きく注目を集めているようです。
同車の特徴は、クルマの外観変えることなく車内にキッチンや冷蔵庫、ダイネット、ベッド、シャワールームを備えている点で、これにより「食べる・寝る・洗う」という人間の生活には必須となる行為をすべて車内で完結させることが可能です。
また、災害ボランティア用として活用される事例も増えており、通常は福利厚生車として使用しつつ、災害時には生産拠点へのエンジニア派遣や週末のボランティア、さらにリクルート用としても活用され会社のイメージ向上にも役立っているケースもあるといいます。
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シャワー付きキャンピングカーの最新モデルとしては、2024年2月に幕張メッセで開催された「ジャパンキャンピングカーショー2024」においてレクビィは、新型キャンピングカー「レクビィ イゾラ」の改良モデルを発表しています。
同車は日産「キャラバン」ベースに開発された、全幅1695mmと扱いやすいサイズのキャンピングカーで、乗車定員は6名、就寝定員は大人2名・子供1名としながら、シャワールーム(防水マルチルーム)や家庭用エアコン、電子レンジなどを装備。
その特徴としては、シャワールーム内に水回りを集中配置することによって、エントランスの間口と居住スペースを向上させた点が挙げられ、また従来比1.5倍の容量を持つリチウムイオン電池を装備することにより、エアコン稼働時間を延長させ、各電気機器の使い勝手を高めてより快適な旅を楽しめるようになったほか、家具の形状や色、シート生地を工夫し、親しみのある室内空間を実現しました。
この新型レクビィ イゾラにはガソリン(2WD)、ディーゼル仕様(2WD/4WD)という3つのタイプが設定されており、車両価格(消費税込)は888万8000円から982万3000円です。
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