“斬新4ドア”採用の「和製スーパーカー」!? 540馬力パワトレ搭載の「4WDモデル」! めちゃ速そうな「G4」の正体とは

普及が進むEVですが、環境に優しいだけでなく、ハイパワー化が比較的容易であることも特徴として挙げられます。実際、驚異的なパワーを秘めた電動スーパーカーが続々と登場していますが、日本にも「GLM G4」というクルマがありました。どのようなモデルなのでしょうか。

日本の会社が作った“和製電動スーパーカー”「G4」とは?

 カーボンニュートラル社会の実現を目指して普及が進むEV。その利点は走行中にCO2を一切出さない、騒音が少ない、非常用電源として活用できるなどが挙げられますが、忘れてならないのが、ハイパワー化が比較的容易であること。

 実際、驚異的なパワーを秘めた電動スーパーカーが有名無名問わず続々と登場しています。そんな世界的潮流にあって、“日本勢は影が薄い!?”と思いきや、過去を振り返るとコンセプトモデルながら脚光を浴びた和製電動スーパーカーがありました。2016年のパリモーターショーで初披露された「GLM G4」です。

全ドア上開き!? 斬新すぎ”和製スーパーカー”「GLM G4」
全ドア上開き!? 斬新すぎ”和製スーパーカー”「GLM G4」

 開発したのは京都に拠点を置く「GLM」というEVベンチャー企業です。2010年に創業。2人乗りスポーツカー「トミーカイラZZ」をEVとして蘇らせたことでも知られています。

 想定価格4000万円、2019年の量産化に向けて開発が進められていたG4は、モーターを前後それぞれに搭載し、最高出力540ps(400kW)、最大トルク1000Nm、四輪を駆動させます。

 路面状態に応じてタイヤの回転力を調整することによって走行時の動力を最大化させ、0-100km/h加速は3.7秒、最高速は250km/h、一充電走行可能距離については400kmとしていました。

 スタイリングもスーパーカーと呼ぶにふさわしいもので、とても低く流麗です。

 加えて「アビームセイルドア」と呼ばれる4枚ドアの開閉方式も見どころで、バタフライドアによる観音開きを実現。

 大人4人がしっかり乗れるスペースを確保し、次世代スーパーカーの新しい方向性を打ち出しました。

 ところが初披露から2年後の2018年、GLMはG4の開発を中断すると発表します。以降、G4に関する続報はありません。

 ただ、希望の火が消えたわけではなく、EVプラットフォーム事業は進行中。今後の展開に大いなる可能性を感じさせます。

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