トヨタ新型「プリウス”クーペ”」!? 「ド迫力ワイドボディ」がめちゃ美しい! ”2ドアクーペ版”CG実現の可能性とは
使い勝手を重視する現代のユーザーに2ドア車は「難しい」!?
ただ、単に「需要があれば」ということとなると、新型プリウスクーペの実現は、難しいように思います。
2ドアクーペは、4ドアよりも伸びやかなデザインにできることで、優雅なスタイリングを楽しむことができるのが魅力。
しかしながらその格好良さゆえ、日常の使い勝手はどうしても劣る面があります。
2ドアクーペはサイドドアが長く(大きく)なることで、ドア操作が重たくなることのほか、大きいために開け閉めの際に苦労します。
隣のクルマにぶつからないように気を付ける必要があるのでなおさらです。
そして後席に座るには、前席を前へ倒して潜り込む姿勢になることなど、デメリットが多いのも事実なのです。
運転をしたり、止まっている姿を眺めるぶんには魅力的なのですが、駐車場などの狭い場所では、使い勝手は最悪といえるかもしれません。
筆者も少し前まで2ドア車を所有していましたが、こうした問題に絶えず気を遣っていました。
道路事情が厳しく、クルマに使い勝手を求める現在の日本市場では、2ドアクーペのカッコ良さを望む声よりも、不便さへの拒絶反応のほうがずっと大きいかもしれません。
とはいえ、ライバルのホンダは、シビックをベースにしたクーペモデル「PRELUDE Concept(プレリュード コンセプト)」を「ジャパンモビリティショー2023」に参考出品し、近い将来の市販化構想も明らかにしたことで大いに話題を呼びました。
ホンダではプレリュード コンセプトについて電動化モデルであると公表しており、最新のハイブリッドシステムを搭載していると予想されます。
もしプリウスクーペが実現すれば、ガチのライバル車として互いに盛り上がりそうな予感がします。
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2024年1月に開催された東京オートサロンでは、プリウスクーペ風の2ドアコンセプトカーが出展されていました。
群馬自動車大学校のGAUS カスタマイズ科が公開した「650vision」です。
こうした実物のクルマを見た人々による「欲しい!!」との声が大きくなれば、プリウスクーペが誕生する可能性はゼロではないかもしれませんね。
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