スズキ「新型軽バン/ワゴン」発売! “車中泊向け仕様”も引き続き設定! 「純正2段ベッド」気になる寝心地は?
スズキは軽商用バン「エブリイ」、軽ワゴン「エブリイワゴン」各シリーズを2024年2月27日に一部改良しました。改良前より設定されていた純正アクセサリー「2段ベッドセット」は販売が継続しましたが、その使い勝手について改めて紹介します。
定評の広い荷室はそのままに走行性能などを向上
2024年2月27日、スズキは軽商用バン「エブリイ」、軽ワゴン「エブリイワゴン」各シリーズを一部改良し、同日より発売します。
アウトドアユーザーにとっても注目の新型ですが、純正アクセサリーには車中泊を楽しめる「2段ベッド」が引き続き用意されています。どのような寝心地なのでしょうか。
スズキの人気軽商用車シリーズであるエブリイは、1961年登場の「キャリイトラック」、1964年追加の「キャリイ バン」から続く長い歴史を持つモデルです。
1982年、7代目キャリイをマイナーチェンジした際にバンの車名がエブリイに独立。乗用ワゴンタイプはその後、1999年登場の4代目(キャリイを含めると通算10代目)に設定されました。
現行型エブリイは6代目(キャリイ含めると12代目)で、2015年に登場しています。
軽自動車の規格サイズ内いっぱいで極力四角くデザインされた車体に加え、従来型よりもタイヤ位置やダッシュボード位置を前方に移したことで、非常に広大な荷室空間を確保しているのが特徴です。
バンタイプのエブリイで、後席を収納した際の荷室長は1955mm、荷室幅は1385mmが確保され、さらに助手席を前倒しすれば荷室長は2640mmまで拡大可能となります。
スズキでは、ビールケースなら40ケース、みかん箱なら69個が積載可能できる広大な空間だと説明します。
この広さは商用のみならず、アウトドアレジャーを楽しむ個人ユーザーにとっても大きなメリットです。
軽キャンピングカーを製造する全国のキャンピングカービルダーの大半がエブリイをベース車に選ぶなど、その空間効率の高さには定評があり、車中泊派のユーザーからも注目の車種となっているのです。
今回の一部仕様変更では、こうした使い勝手の良さはそのままに、走行性能や安全性を高める改良を施しました。
自動変速機にCVT(自動無段変速機)を新設定(バンの一部には5速MTと4速ATを引き続き設定)し、従来の5速AGSや4速ATに比べさらに燃費性能や静粛性を向上。路面状況などに応じて3つのモードが選択可能な電子制御式4WDや、ぬかるみ脱出アシストも採用しました。
商用バンのエブリイでは、自然吸気エンジン車に加え、新たにターボエンジン車を設定したほか、運転席シートヒーターや助手席シートバックテーブル、キーレスプッシュスタートシステムや後席両側スライドドアクローザーなどを採用し、快適性を高めました。
加えてスズキ セーフティ サポートを全車標準装備(バン「PA」グレードには非装着車を設定)としたほか、LEDヘッドランプを採用し、安全機能も充実しています。
乗用ワゴンのエブリイワゴンでは、LEDヘッドランプ、LEDサイドターンランプ付ドアミラー(リモート格納機能付)、助手席シートバックテーブル、本革巻ステアリングホイールを全車標準装備としました。
デビューからすでに9年目を迎えたエブリイ/エブリイワゴンですが、今回の一部改良によりライバル車との競争力をさらに強化する格好となりました。
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