トヨタが「セリカ」を実車展示! オジサン世代がマジ歓喜!? “スキー映画仕様”現る! まさかの復活!? すごいGRヤリスにも感動
2024年2月に苗場スキー場で「GR-FOUR雪上試乗会」が行われました。そこには「セリカGT-FOUR」が展示されましたが、どのような関係性があるのでしょうか。
まさかの「次期セリカ復活」に期待高まる! GR-FOUR雪上試乗会で「GT-FOUR」展示
最近「セリカ復活」という話題で日本の自動車業界は盛り上がりを見せています。
そんななか冬の苗場に伝説の「セリカ」が登場しました。一体どういうことなのでしょうか。
「セリカ復活」の噂は、豊田章男氏から佐藤恒治氏にトヨタの社長が変わった際にSNSで「佐藤社長の夢は『セリカ復活』」として話題となったのがきっかけです。
2023年に開催された全日本ラリーの「新城ラリー」や「ラリー北海道」などでも話題となったセリカの復活。
実際に豊田章男会長は「セリカが出るようにトヨタにお願いしている」と語っています。
さらにセリカのラリー仕様も様々なイベントで展示やデモランが行われ、往年のファンのみならず、多くのクルマ好きが期待を寄せていました。
そして2024年2月に苗場スキー場で行われた「GR-FOUR雪上試乗会」では、GRヤリスやGRカローラの4WD仕様の雪上試乗が行われましたが、その会場には映画「私をスキーに連れてって」で一躍有名となったセリカを2台展示。
1台はノーマル仕様、もう1台は「私をスキーに連れてって」の劇中車レプリカです。
1985年8月に4代目として流面形を意識したハッチバッククーペ「セリカリフトバック」が登場しました。
「私をスキーに連れてって」に登場したのは、1986年10月に発売された「セリカGT-FOUR(ST165)」で2リッター直列4気筒DOHCターボを搭載するフルタイム4WDとなり、このモデルをベースにWRC(世界ラリー選手権)で戦うためのラリーマシンが誕生しました。
一方の「GR-FOUR」とは、TOYOTA GAZOO Racingが展開するモデルに採用されるトヨタ純正スポーツ4WDシステムのこと。
WRCで培ってきた4WDの走りのノウハウを市販車にフィードバックしたもので、トヨタスポーツ4WDのDNAを受け継ぐ「アクティブトルクスプリット4WDシステム」を採用し、あらゆる路面状況において4輪へのトルク配分を即座に制御し、
トラクションを余すことなく路面に伝達します。
また、ドライバーが自分の好みや運転するシチュエーションに合わせて駆動力配分を変更できる「4WDモード(NORMAL/SPORT/TRUCK)」を設定。
NORMALは加速時のトルク配分を前輪寄りに制御で駆動配分は前輪60:後輪40となり、普段使いでも楽しめるモード。
FRのようなハンドリングが楽しめるSPORTの駆動配分は前輪30:後輪70となるモードです。
そしてTRACKは前輪50:後輪50の駆動配分にすることで、4輪のトラクションを最大限に発揮し、サーキットなどのタイムトライアルに適したモードとなっています。
今回の「GR-FOUR雪上試乗会」では、GRカローラ(MT)とGRヤリス(MT&GR-DAT)が用意されました。
注目は2024年1月に発表された改良版GRヤリスのGR-DATです。
これは「幅広いドライバーがスポーツ走行を楽しめ、レースでMTと同等に戦えるAT」を目指し開発した8速ATとなり、普段使いからレーシングドライバーがサーキットを走るシーンなど幅広い場面で「クルマの楽しさ」が体感出来るもの。
運転している最中のMT操作は、運転に集中するということでは一瞬のラグを与えていますが、ATであればシフトチェンジは機械任せ。
しかもそれがスポーツ走行に最適化されたGR-DATであればドライバーの思い通りにシフトチェンジするなどMT&ATで直面する課題をクリアしてくれます。
そんなGR-DATを搭載する改良版GRヤリスで雪道を攻めると「楽しい!」の一言です。
MTであれば1速-2速-3速を行き来する操作が必要な場面でもGR-DATであれば、2ペダルの操作とGR-FOURによる安心感により、クルマの動きに集中して雪道を駆け抜けることが出来ました。
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そんなセリカGT-FOURから始まった歴史はGRのホームページに「History from GT-FOUR to GR-FOUR」として記載されています。
今回のレプリカの展示についてある担当者は「『4WD=セリカ=私をスキーに連れて』ですよ」と話すなど、ある意味「展示されて当然」というものでした(ちなみに会場には当然ようにユーミンの曲が流れていました)。
そして気になる「セリカ復活」に関して、TOYOTA GAZOO Racingは正式なコメントを発表していませんが、今回の展示を見ると近い将来に登場することを期待せずにはいられません。
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