最強「スープラエンジン」搭載のトヨタ「“商用”クラウン」登場!? 480馬力の爆速仕様! 「速そうには見えない」ヤバすぎ高級車に反響集まる
海外のオークションで1967年製のクラシックなトヨタ「クラウン」が落札されましたが、その特殊な成り立ちに対し様々な反響が集まっています。
半世紀以上前のクラシックカーに「トヨタ史上最強」エンジン搭載!?
世界的なオンラインオークション「コレクティングカーズ」で、1967年製トヨタ「クラウン」が1万8100豪ドル(約170万円)で落札されました。
しかしただの古いクラウンというだけではなく、珍しい「ピックアップトラック」、しかも480馬力の爆速仕様だといい、その特殊性からSNSなどでも注目を集めています。
かつてオーストラリアにはトヨタの生産拠点がありましたが、今回落札された1967年製クラウン ピックアップ(日本名トヨペット マスターライン ピックアップ)は、その創設初期に生産されたオージートヨタ車の貴重な現存モデルです。
ただし単なるクラシックカーという訳ではなく、ドラッグレースカー仕様となっている点が見どころです。
艶をなくしたイエローのボディには、歴史を感じさせるサビが至るところに浮いています。
ただし出品者は経年劣化ではなく「(意図的な)エイジング加工によるものだ」と説明しています。
腐食による穴も随所にあり、見るからに「ヤバイ雰囲気」が漂うものです。
一方で頑丈なフレーム構造を持つ当時のクラウンは、土台そのものが耐久性に優れ、通常の一体型モノコックボディに比べ、修理や改造もしやすいといえます。
公開された写真では、エンジンルームや車体裏もピカピカに整備され、足回りも手が入るなど、劣化した風情の外観とは裏腹に、細部まで手がかけられていることがうかがえます。
そして最大の注目ポイントは、パワートレインが3リッター直列6気筒ツインターボエンジン「2JZ-GTE」に積み替えていることです。
2JZ-GTEは1990年代に「トヨタ史上最強」と呼ばれた名機で、最高出力280ps、最大トルク44.0kgm(第2世代は46.0kgm)を誇り、1991年発売の「アリスト」や1993年発売の「スープラ」などの高性能モデルに搭載していました。
そんな貴重な名機を1/4マイル(約402m)のドラッグレース向けに大改造し、480馬力化するなどさらにハードにチューニングし、クラウン ピックアップに搭載しました。
メタノール燃料の使用を前提にしており、1200馬力に対応するGM製3速ATと組み合わせています。
車内は内張りなどが剥がされた状態で、ボディ剛性を上げるためのロールケージを装備し、レース仕様であることを示しています。
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そんな極めて特殊な「クラウン」に対し、様々な声が寄せられています。
まずは「クラウンにトラックあったんだ!」「オーストラリアでトヨタ車造ってたの?」と、そもそものクルマの成り立ちに驚くコメントです。
クラウンは高級車として知られるトヨタを代表する車名のひとつですが、1955年から続く長い歴史のなかでは、さまざまなボディタイプを展開しており、商用ユーザー向けのバンやピックアップトラックもラインナップされていた時代もありました。
またトヨタでは1963年より2017年までオーストラリアに生産工場を設けており、そのうち1966年から1980年までの期間にはクラウンの生産も行っていたようです。
そして「見た目はただの古いクルマのに」「速そうには見えない」など、ドラッグレース仕様という成り立ちに対し驚く声も見られます。
このほか、貴重な2JZ-GTEをさらに激しくチューニングし搭載した“マシン”に対し「この内容で170万円は安いかも」との意見もありました。
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