マツダ新型「CX-80」登場へ 新たな“フラッグシップ3列シートSUV”はどんなモデル? 新SUV群から見えてくる「姿」とは
日本国内で発売されるマツダの新型SUV「CX-80」は、どのようなクルマなのでしょうか。
新たな「フラッグシップ」モデルが登場へ
マツダは2021年10月に「2022年以降のクロスオーバーSUV商品群の拡充計画(以下「SUV拡充計画」)」を発表し、日本国内で「CX-80」を投入することを明らかにしています。
どのような特徴のクルマになるのでしょうか。
SUV拡充計画ではグローバルでSUVが人気を博していることから、2022年から段階的に各市場のニーズに合わせた新型SUVを投入することを示しています。
投入予定のSUVは「スモール商品群」と「ラージ商品群」に分別され、このうち4タイプの登場が明らかになっているラージ商品群では、まず日本・欧州向けの2列シートモデル「CX-60」が2022年9月に発売されました。
次いで、北米向け3列シートワイドボディモデル「CX-90」が2023年1月に発売。そして北米向け2列シートワイドボディモデル「CX-70」が2024年1月に世界初公開され、春に発売される予定です。
そして残るは日本にも投入予定の3列シートナローボディモデル CX-80のみとなりましたが、2024年2月上旬現在のところ、マツダから具体的な投入予定時期やスペックなどは明らかにされていません。
一方で、ラージ商品群4タイプはいくつかの共通点も明かされており、すでに投入されている3モデルを見ると、どのようなクルマになるかを想像するのは難くありません。
プラットフォームには3モデルともハンドリングに優れたFR(後輪駆動)ベースの新世代アーキテクチャーを採用。CX-80もこのプラットフォームを採用するとみられます。
搭載されるパワーユニットは地域によって異なりますが、3.3リッター直列6気筒のディーゼル/ガソリンエンジン、同ディーゼルエンジン+マイルドハイブリッド、2.5リッター直列4気筒ガソリン、同エンジン+モーターのPHEV(プラグインハイブリッド)のいずれかを搭載します。
日本国内では3.3リッターガソリンエンジンを除く4タイプのユニットがCX-60に搭載されており、CX-80も同様に、このユニットを除いた4つを用意する可能性が高そうです。
エクステリアやインテリアも、CX-60をはじめ、CX-70、CX-90ともに統一されたものとなっており、CX-80もこれに準ずるとみられます。
細部のディテール処理などは異なりますが、3モデルともマツダ最新のテーマ「魂動デザイン」を採用しているほか、6気筒エンジンを収める長いボンネットやFRプラットフォームによる長いホイールベース、フロントフェンダーにあしらわれるグリル形状のアクセント、フロントグリルとヘッドライトが連続した意匠などが同一のイメージで仕上げられています。
インテリアでは、日本の伝統要素を取り入れたもので、掛け縫い表現をモチーフにしたステッチや織物素材の採用、タンやグレージュなどのモダンな内装色の設定といった点も共通しています。
こうした豪華な内装も、CX-80も同様に採用される可能性が高そうです。
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マツダは2023年12月に、最上級3列シートSUV「CX-8」の生産を終了。後継となるCX-80の登場が近づいていることが示唆されました。
そして、フラッグシップモデルとして展開されてきたセダン「MAZDA 6」の国内販売を2024年4月中旬を持って終了すると明らかにしています。
これらの2モデルが相次いで生産終了したことから、CX-80は新時代のマツダ旗艦モデルとして、CXシリーズの高い走行性能はそのままに、上質さを追求した仕立てになることが考えられます。
今後の登場にますます期待が高まります。
マツダはSUVのイメージになってしまった
日本国内で乗るには大きくなりすぎた。
都市部では扱いが難しいと思う。
全幅1850を超えたら購入ができないのでCX8が最高でした
全長5mを超えないようにしようと思ったら、CX-8より3列目かトランクを詰めないといけないよね。