熊本‐延岡がより近く! 無料の「九州中央道」11日に10km延伸 整備進む“東西軸”
九州中央道の山都中島西IC~山都通潤橋IC間が、2024年2月に開通します。
山都通潤橋ICまで開通
熊本県内を走る九州中央道が、2024年2月11日16時に山都通潤橋ICまで延伸します。
九州中央道は、九州道の嘉島JCT(熊本県嘉島町)と東九州道の延岡JCT/IC(宮崎県延岡市)を東西に結ぶ全長約95kmの道路です。
現在は、熊本側の嘉島JCT~山都中島西IC間12.6kmと、宮崎側の雲海橋交差点~平底交差点間(高千穂日之影道路)5.1km、蔵田交差点~延岡JCT/IC間(北方延岡道路)13.1kmの3区間が開通しています。
今回開通を迎えるのは、熊本側の山都中島西IC(熊本県山都町)から山都通潤橋IC(同)までの延長10.4kmです。道路は幅員12m、2車線で整備されます。通行は無料です。
並行する国道445号(現道)には急なカーブや勾配、7m以下の幅の狭い箇所がありますが、九州中央道の延伸によりこれらの課題が解消されます。
延伸区間の途中に設置される山都中島東ICは県道を介して国道445号に、終点の山都通潤橋ICは国道218号にそれぞれ接続します。
山都通潤橋ICまで開通すると、山都町中心部や、2023年9月に国宝認定された通潤橋をはじめ、弊立神宮、蘇陽峡といった名所へのアクセス性が向上します。
国土交通省九州地方整備局の熊本河川国道事務所によると、嘉島JCTから山都町への所要時間は、現況の26分から開通後は19分に。熊本市から延岡市までは約152分に短縮される見込みです。
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