レイズがジムニー専用競技用スペック鍛造ホイール「A-LAP-J PRO」発表! あえて純正よりも細いリム幅“5J”を設定したワケ

RAYSが、ジムニーのみを見据えた設計により超軽量が特徴の「A-LAP-J」シリーズから、競技用スペックの「A-LAP-J PRO」を発売すると発表しました。あえてジムニーの純正ホイールよりも細いリム幅の“5J”を設定するのは、一体どのような理由なのでしょうか。

軽量性を損なわず30%の強度アップを実現

 自動車用のアルミホイールなどを開発、製造する「RAYS(レイズ)」は、スズキ「ジムニー」のみを見据えた設計により超軽量が特徴の「A-LAP-J」シリーズから、競技用スペックの鍛造1ピースホイールである「A-LAP-J PRO」を発売すると発表しました。

RAYS(レイズ)が発売する競技用スペックの鍛造1ピースホイール「A-LAP-J PRO」
RAYS(レイズ)が発売する競技用スペックの鍛造1ピースホイール「A-LAP-J PRO」

 同社は「A-LAP-J PRO」を発売する背景として「JSTC(ジムニースーパートライアルチャンピオンシップ)」や「WEST(西日本エキサイティングスピードトライアル)」といった、ジムニーのハイスピードトライアルレースでの過酷な環境下で、既に発売している「A-LAP-J」の軽量性は大きな武器となっているとしつつも、より強度を高めた仕様への要望があったためとしています。

「A-LAP-J PRO」は「A-LAP-J」をベースにレース現場での要望をフィードバックし、リムフランジ、スポーク、リム厚と各部に補強を実施。リムへ垂直方向の入力では約30%の強度アップを実現しつつも、同シリーズの特徴でもある軽量性を損なわないバランスを考慮しており、軽量性は犠牲にしていないとしています。

 ホイールのサイズについては、「195R16C」という競技用タイヤサイズが普及しているジムニーのハイスピードトライアルレースでは、5 1/2J(5.5J)よりも細いリムが求められていることを鑑みて、16インチ、リム幅「5J」というナローサイズを設定。その一方で、よりワイドトレッドにして安定感を得たいという声にも考慮し、インセットは「-18」サイズを設定することで、オフロードでの性能を底上げしていると言います。そのほか、通常の「ジムニー」サイズである16インチ、リム幅「5.5J」インセット「21」、「ジムニー シエラ」サイズである16インチ、リム幅「6J」インセット「-6」の全3サイズをラインナップするとのことです。

 カラーはダッシュホワイト(DW)で、発売は2024年3月ごろの予定です。

【画像】RAYSの鍛造1ピースホイール「A-LAP-J PRO」を装着したジムニーを見る

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