レクサスの「小さな高級車」 登場! 存在感ある見た目の「スニーカーみたいなSUV」は何がスゴい? 新型LBXを体感
プロトタイプのサーキット試乗から市販車の街中試乗で印象は変わった?
サーキット試乗から約4か月。今度はみなとみらい周辺で街中試乗を体感します。
今回はナンバーも取得した公道での試乗となり、2WD車/4WD車の両方に乗れました。
走り出しの印象はサーキットと同様に滑らかで心地よい印象です。
サーキットと異なる街中でのストップ・アンド・ゴーのような場面では電動感をいい意味で覚え、とくに40km/h前後から中間加速はガソリンターボ車とはまた違う気持ちよさでした。
また2WD車/4WD車では80kgの差がある分、街中で乗るなら2WD車のほうがマッチしている印象です。
乗り心地においては、SNSで「足回りが硬すぎる」という声がいくつかありましたが、実際に乗ると「程よい硬さ」という印象です。
この点について担当者は「走りにこだわったということもあり、従来のクルマよりは硬いという印象をもたれる人もいるかもしれません。
どちらかというとドイツ車のように『ショックに対しての収まりの良さ』を硬いと思うのが要因だと思います」と話していました。
街中で気持ちよく走れる新型LBXですが、気になるのは「走りを意識」したというわりには走行モードが「エコ」と「EV」しかないという点です。
他のレクサスモデルでは「スポーツ」や「スポーツ+」などが用意されていますが、なぜ新型LBXには設定が無いのでしょうか。
その問いに対して担当者は次のように話してくれました。
「LBXはノーマルの状態がベスト・オブ・ベストとなっており、スイッチ操作によって性能をあげるということはしていません。
正確にいうと『ドライバーの志向に合わせた走り』として、ある程度攻めた走りなどをしていると、クルマ側でアクセルオフ時の減速アシストを増加させます。
さらに従来のハイブリッド車などではコーナー時にエンジンを停止させ、アクセル操作で再度エンジンを始動させるということをします。
しかしLBXはエンジンを止めないことでリニアな加速感やコントロールがしやすいようになっています。
そのため『スポーツモード』などの意図的なスイッチは付いていません」
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高級車のヒエラルキーを超えたモデルとして誕生した新型LBX。
走りの特徴以外にも自分好みのスタイルに変えられるオーダーメイドシステム「Bespoke Build」が用意されています。
エクステリア、インテリアのカラーやデザイン、ステッチなど細かく決められるものですが、当初は100台の抽選販売となっていました。
しかし、2月からは通常オーダーが可能となるといい、自分だけの世界に1台となる「小さい高級車」が作れるようです。
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