「すげぇ斬新なトラック」実車展示! 中身は意外な物を積載!? どんなモデルなの?
「Travelling classroom」というカスタムカーが東京オートサロン2024にお披露目されましたがどのようなクルマなのでしょうか。
見た目はボンネットトラックだが、中身は…
千葉県にある自動車専門学校の「日本自動車大学校(NATS)」は、例年東京オートサロンに向けて様々なカスタムカーを製作しています。
その中の1台に「Travelling classroom」というカスタムカーが2024年にお披露目されましたがどのようなクルマなのでしょうか。

直訳すると「旅行する教室」という意味になるTravelling classroomは、アメリカの自動車メーカーであるフォードの商用フルサイズバン「E-350」をベースに開発されました。
フォードE-350は、アメリカのクルマとしては珍しい4WD駆動と6000mmを超える全長、2000mmを超える全幅ということで、数多くのコーチビルダーからキャンピングカーとして活用されています。
そのなかでもアメリカの大手RVメーカーであるウィネベーゴ社のキャンピング仕様がNATSのTravelling classroomとして採用されました。
しかし、今回出展されたTravelling classroomはキャンピングカーというよりも、ボンネットトラックのような外見です。
とくにFRPで造形されたフロント部分は、まさにアメリカのボンネットトラックそのままで、E-350の面影はありません。
また、グリルも完全ワンオフで作成されており、ヘッドライトはメルセデスベンツのものを流用し、きれいに収められています。
内装面では、後部座席が取り払われたかわりにバケットシートと複数のモニターが設置されており、レーシングシミュレーターなどの体験実習として活用されています。
東京オートサロンの出展に向けてどういった経緯でこのE-350をカスタムし、Travelling classroomを誕生させたのか、NATSの開発担当者は以下のように話します。
「高校生向けの出張授業用にこのクルマは作られました。
オートサロンでは運転シュミレーターを積んでいますが、普段はエンジンを10基積んで分解・組立の授業を行ったりしています。
また、コンパクトな展示用車両を載せることもできるため、さまざまな場所で活躍を見せているクルマです」
また、カスタムをした点で製作者がこだわっているポイントはどこか、前出の担当者は以下のように話します。
「ベース車両からは大きく異なり、フレームとパワーユニット以外変わっています。
複数の人数やエンジンなどのパーツが載せられるようにこのような仕様となりました。
中でも、フロント部分が大きく変わっています。
アメリカのボンネットトラックをイメージしており、フロントグリルとヘッドライトのデザイン性にこだわりました。
ヘッドライトはメルセデスのものを使用しています」
※ ※ ※
Travelling classroomでは会場内でレーシングシミュレーターが無料体験でき、多くの来場者に注目を集めていました。
Writer: Peacock Blue K.K.
東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。































































