世界一速い「F1」を支えるのは「世界一安全」なセーフティカー!? 米で発表されたLiDAR(ライダー)技術の活用法とは

F1コースの500m先にある物体も検知し「安全」を確保!

 ルミナーの今回のCES2024の主役となったのは、2024年のF1で活躍する「メルセデスAMG GTブラックシリーズ」F1オフィシャルセーフティカーのコンセプトモデル。

 筆者(吉田由美)がルミナーのブースに到着した時、すでにカンファレンスは始まっていて、ちょうどクルマがアンベールされるところでした。

右はルミナーの若きCEO、オースティン・ラッセル氏[「CES2024」ルミナー社カンファレンス]
右はルミナーの若きCEO、オースティン・ラッセル氏[「CES2024」ルミナー社カンファレンス]

 姿をあらわしたのは真っ赤なボディには大きな「F1」の文字と「FIA Formura1World Championship」、そしてフロントガラスの上部に大きく「LUMINAR」(ルミナー)、ルーフにルミナー社製のLiDARが備わる点に注目です。

 状況をより正確に素早く評価する能力が強化され、コース上にある最大250m先のがれきや、最大500m先の物体を検知してリアルタイムの3Dマップを作成。

 これによりセーフティカーのドライバーが、安全にレースをコントロールするのに役立ちます。

 メルセデス・ベンツとルミナーは2023年2月、次世代量産車の多岐にわたる技術契約を締結したと発表しており、まずはメルセデスAMGペトロナスF1チームとルミナーはLiDAR技術を活用して、世界で最も安全なセーフティカーを目指します。

 ただし今回は自動運転というより、無事故に向けてのパートナーシップということのようです。

 ラッセルCEOはもともと車好き、スポーツカー好きで、以前から「F1に関わりたい」と周囲に話していて、まさに有言実行。

 また今後、メルセデス・ベンツの量産車にもLiDARを搭載するため、セーフティカーを使ってのスタディケースとしてデータにするようです。

 さすが天才は夢を実現する能力も高い!

 2024年のF1は全24戦で、初戦の決勝は3月2日バーレーングランプリから。実車の走行が楽しみです。

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