クルマの雪道運転「4つの路面」に要注意! 雪に不慣れな歩行者も「ペンギン歩き」で転倒予防を

雪の降る時期は、通常の路面とは状況が異なるため、クルマで走行する際は十分な注意が必要です。特に気をつけたい4つの路面について紹介します。

運転時は要注意! 気をつけたい「4つの路面」とは

 雪が降る時期は、通常の路面と異なり滑りやすくなったり、凍結していたりなどのおそれがあるため、クルマを運転する際は十分な注意が必要です。
 
 ではどのような路面に注意を払うと良いのでしょうか。

積雪路のなかでも「新雪」「アイスバーン」「わだち」「橋、トンネル」の4つの路面には特に注意が必要です![画像はイメージです]
積雪路のなかでも「新雪」「アイスバーン」「わだち」「橋、トンネル」の4つの路面には特に注意が必要です![画像はイメージです]

 運転時に特に気をつけたい路面について、大きく「新雪」「アイスバーン」「わだち」「橋、トンネル」の4つの路面に注意しましょう。

 国土交通省北陸地方事務局の長岡国道事務所のウェブサイトには、それぞれ注意すべきポイントが解説されています。

 まず降ってまもない新雪は、道路が雪で覆われていることで側溝がどこなのかが分かりにくく、左寄りに走っていると側溝にはまってしまうということがあります。

 積雪地方では、境界の矢印や反射材を示しているため、それに従って慎重に走行するようにしましょう。特に吹雪など視界の悪い時は要注意です。

 次にアイスバーンは、停車中のクルマの熱で雪が解けて再び凍ったり、堅い雪がスタッドレスタイヤで磨かれてできた「凍結した路面」を指すものですが、発進・停止の多い交差点や、晴れた日のカーブの日陰などにできていることが多いとされています。

 またアスファルトの路面が氷で覆われた状態である「ブラックアイスバーン」の路面も、瞬時に凍っているように判断できず、とくに夜間は見分けが困難になるため要注意です。

 ほかにも、雪道を多くの車両が通過することで道路にできるタイヤの跡ができるわだちにも気をつける必要があります。

 路上にわだちがある時はこれに沿って走行することが推奨されており、長岡国道事務所によると「地方の狭い道ではわだちが3本しかないこともあり(中央のわだちは対向車と共通になっているため)、対向車とすれちがう時はわだちから外れなければならない」と説明しています。走行時は不安定にならないように気をつけましょう。

 そして橋やトンネルを走行する時も要注意です。

 橋の上は風通しが良いことから路面が冷え込みアイスバーン状態になりやすく、昼間でも凍っていることもあるといいます。

 トンネルは出口が乾燥した路面から急に路面状態が変わるので、スピードの出しすぎないよう心がけましょう。

 上記の4路面に気をつけつつ、走行時には道路が非常に滑りやすいため「スピードは控えめに」、クルマに追突する可能性や路面状況の把握のためにも「十分な車間距離を取る」、昼間でも視界不良を感じる場合は「早めのライト点灯」などを意識するようにしましょう。

慣れない雪道の歩行は「ペンギン歩き」をイメージして……[画像はイメージです]
慣れない雪道の歩行は「ペンギン歩き」をイメージして……[画像はイメージです]

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 また積雪時はクルマだけでなく歩行者も注意が必要です。

 クルマの通る路面は、踏み固められていたり、タイヤで路面上の氷が磨かれたりと、非常に滑りやすくなっています。

 首相官邸ウェブサイトには「雪道を安全に歩くポイント」が紹介されていますが、歩行者が雪道を歩く場合には、歩幅を小さくそろそろと歩く「ペンギン歩き」が有効であると推奨されています。

 また身体の重心をやや前におき、できるだけ靴の裏全体を路面につけることを意識するのも転倒しにくいポイントのひとつです。

 このように、雪が降るといつも以上に注意点が増えるため、クルマはもちろん歩行者も事故のないよう十分に気をつけるようにしましょう。

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1件のコメント

  1. 橋の上の路面が凍りやすいのは地熱の恩恵を受けず、橋の裏からも外気の冷気を受けるため両面から冷やされてしまうからですよ。
    トンネルに関しては出口よりも入り口が危ないですね。トンネル外がら持ち込まれる雪が溶けて路面で溶けて凍るのでトンネル入口だけ滑りやすい。トンネルをの出入りに関して注意が必要なのは手前でアクセルを離せってくらいですね。路面のグリップ力が変わる地点ではトンネルの出入口も橋の上も橋の繋目も危ないです。

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