今年もカスタム&チューニングカーの祭典である「東京オートサロン2024」が1月12日（金）から1月14日（日）までの3日間、千葉県の幕張メッセにて開催されました。
　
　とくに近年では、LEDの自由度が増したことでランプ周りのカスタマイズが人気です。
　
　そのなかでもファイバー技術を駆使したアルファードが高い注目を集めていました。

　近年では、国内外の自動車メーカーからの出展も増加傾向ですが、多数のカスタムメーカーやチューニングメーカーが大多数を占める様は、まさにクルマのビッグイベントといえるでしょう。

　ひと昔前の東京オートサロンのカスタム車両は、セダンやスポーツカーが主流でしたが、最近ではSUVやミニバンのカスタマイズがトレンドのようで、出展車両もかなりの割合を占めています。

　とくにミニバンの王者に君臨する、トヨタ「アルファード」のカスタムは多くの来場者の注目を集めていました。

　ラージサイズのアルファードは、メッキを多用したエクステリアや迫力あるグリルなど、他のミニバンと比較しても一線を画します。

　ほかにも優れた視認性や高級感ある内装は、移動する応接室のようでドライバーズカーのみならず、ショーファーカーとしても高い支持を得ています。

　2023年にフルモデルチェンジされた新型アルファードは、500万円を超える価格にも関わらず人気が高く、2024年に入っても半年から1年ほどの納車待ちになっているようです。

　そのなかでもカスタムメーカーのクリスタルアイが製作する、ド迫力のアルファードに人だかりができていました。

　クリスタルアイが展示していたアルファードはモデルチェンジ前の30系の後期型で、カスタム内容はフルエアロにローダウンといった、まさにオートサロンならでは出展車両になっています。

　アルファードのカスタムカーは他のメーカーでも出展があるなかで、クリスタルアイのアルファードが支持されているのは、独自のテール周りのインパクトです。

　クリスタルアイのファイバーLEDテールキットは、最近のBMWやレクサスなどで主流になりつつあるテールランプが棒状に点灯するライトです。

　クリスタルアイのアルファードでは、テールレンズ周りを1周囲む極太のライトバーとテールランプが横一文字に貫かれて点灯することでインパクトだけでなく、後続車にも絶大なアピールとなります。

　また、バックランプやブレーキランプ、ウインカーを含めた光量もアップしているので、安全面での向上も期待できます。

　ほかにもウインカーが流れるタイプのシーケンシャルに変更されており、周りへの視認性と高級感を兼ね備えました。

　さらに今回の出展車両は、グリル周りの変更を含めたエアロパーツの換装やローダウン＋21インチのワイドタイヤの装着で迫力あるアルファードの演出となっています。

　このようにインパクトあふれるスタイルのアルファードですが、どういった経緯でこの車両をカスタムしたのでしょうか。

　クリスタルアイの担当者は「お客様からの依頼があり、ワンオフでのパーツ作成をした上で制作しました。ワンオフであるため外装パーツ単体での販売は承っていないのですが、今回のケースのようにカスタムの相談をお受けすることは可能です」と話しています。

　また、今回カスタムをした点で製作者がこだわっているポイントについて「ヘッドライト、テールランプのショップなので、やはり一番こだわったのはテールランプです。また、迫力のある顔周りも同じくらいに力を入れています」と語ってくれました。

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　テールランプひとつで力強いイメージと革新的なスタイルを極めた、クリスタルアイ アルファード。

　高い支持を得ているのは、今回のオートサロンで東京国際カスタムカーコンテスト ミニバン／ワゴン部門にて最優秀賞を受賞していることでも明らかです。