最強免許「フルビット免許証」が実在した!? 全「15種類」取得でいくら掛かる? 難しい免許のコンプリート方法とは

下位免許から取得する理由は? 全部でいくらかかる?

 また下位免許から取得する理由は、上位免許を先にとってしまうと「免許の種類」の欄に下位免許が表示されないためです。

 たとえば普通免許を先に取得すると、普通自動車だけでなく小型特殊自動車や原付も運転できるようになりますが、その後改めて小型特殊免許や原付免許を取得することはできません。

 これと同様、普通二輪免許を先に取得した場合も自動的に小型特殊自動車と原付が運転できるようになります。

 つまり普通免許や普通二輪免許などを取得する前に、下位免許である小型特殊免許または原付免許を取得しなければフルビット免許証はゲットできないというワケです。

 また、けん引免許は第一種免許の場合、年齢が18歳以上で大型免許や中型免許など運転するけん引自動車に合う免許を取得してからでないと受験できません。

 けん引第二種免許についても年齢が21歳以上で、大型免許や中型免許などの免許を受けている期間が通算3年以上、そしてけん引第一種免許を持っているといった条件を満たさなければいけないため、他の免許よりも後に取得する必要があります。

フルビットを目指すには最初が肝心?
フルビットを目指すには最初が肝心?

 このように、フルビット免許証にするためには免許を取得する順番が非常に大切といえるでしょう。

 なお紹介した方法以外にも、原付免許と小型特殊免許の取得を逆にする、バイクの免許を後回しにするなど順番の入れ替えは可能ですが、小さい車両から大きい車両へとシフトしていくほうが運転のコツをつかみやすいかもしれません。

※ ※ ※

 なお全種類の免許を取得した人によれば、約87万5000円かかったと言います。

 さらに免許試験の手数料や交通費などのほか多大な時間も必要となるため、フルビット免許証をゲットするのは至難の業といえるでしょう。

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