トヨタ「“ランクル”ミニバン」実車公開!? 豪華すぎ内装のド迫力「ハイエース」! 走破性は皆無な「ゲツエース」とは

東京オートサロン2024には、トヨタ「ハイエース」に「ランドクルーザー300」のマスクを移植したカスタムカーが登場。まるで本来このデザインだったような、見事なフィッティングを見せていました。

驚異的に低く幅広いホットロッドカスタムのベースは何!?

 東京オートサロンに展示されるカスタムカーの代表的なベース車のひとつがトヨタ「ハイエース」です。ローダウンからリフトアップ、キャンピング仕様など、各種ジャンルのカスタムが施されています。

 しかしワンボックスカーという特性上、外観が似通ってしまう傾向は否めません。そのため、フロントマスクをクラシックなデザインの丸目ヘッドライトに変更するなど、カスタムカーのメーカーの工夫も様々。それを見るのも東京オートサロンの楽しみといえます。

ハイエースにランクル顔を移植…! 「ゲツエース」
ハイエースにランクル顔を移植…! 「ゲツエース」

 その中で、会場の耳目を一際集めていたのが、千葉県のカスタムカーショップ「B-DASH」が展示した「GETSUACE(ゲツエース)」です。

 パッと見では、ドアや窓のグラフィックによってハイエースワゴンのロング・ワイドボディだと分かるのですが、マスクが大きく異なることで、ハイエース感を見事に払拭しています。

 その理由は、なんとトヨタ「ランドクルーザー300」のグリルとヘッドライトをハイエースに移植しているため。まるで、そもそもハイエースはこういうデザインだった、と思わせるほどに違和感なくフィットしています。

「ハイエースの面影を消しトータル的にワンメイクカスタム」というカスタムコンセプトの通りの仕上がりを見せていました。

 長いボンネットを備えるランドクルーザー300とワンボックスカーのハイエースでは、そのフォルムはまったく違いますが、ランドクルーザー300のマスクが違和感なくハイエースに移されていることに驚かされます。

 そのほか、足回りは20インチホイールやワンオフのオーバーフェンダーでドレスアップ。

 エアサスよって車高は極限までローダウンされています。車内も徹底的なカスタムが施されており、レカロ製フロントシートへの交換やリアシート表皮・ルーフの張り替えを実施。リアにはDIECOCK製のアンプ・スピーカーを装着していました。

※ ※ ※

 新しいカスタムのトレンドが毎年誕生する東京オートサロン。ハイエースに他のクルマの外観をスワップするスタイルも、今後流行するかもしれません。

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Writer: 遠藤イヅル

1971年生まれ。自動車・鉄道系イラストレーター・ライター。雑誌、WEB媒体でイラストや記事の連載を多く持ち、コピックマーカーで描くアナログイラスト、実用車や商用車・中古車、知られざるクルマの記事を得意とする。

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