右? 左? 「ウインカー」どちらが正解? 道路と交わる場所で迷う人多い… 判断基準はなに? 正しい操作方法とは

交差点じゃない…!? 「付加車線」ってなに? どんな場所?

 その一方、付加車線は本線車道にすりつける形で接続した道路のことです。

 一例としては自動車専用道路への進入部分や合流部分のほか、高速道路で本線に合流する際の「加速車線」などが挙げられます。

 付加車線を走る場合は右側に「車線変更」をする形で本線に合流するため、右ウインカーを出す必要があります。

 そのほか分かりやすい判断基準として、「ハンドルを切る方向にウインカーを出す」という考え方もあります。

 もし一時停止の道路標識が設置された逆Y字型の交差点の場合、一時停止で一旦止まり、ゆっくり前進して右後方からクルマが来ていないか確認した後、左にハンドルを切って本線に進入するため左ウインカーを出すというワケです。

基本的には、その道路の構造が「交差点」なのか「付加車線」に当たるのかを見分けること
基本的には、その道路の構造が「交差点」なのか「付加車線」に当たるのかを見分けること

 反対に、高速道路や自動車専用道路の合流部分などは付加車線と本線車道がほぼ平行になる形で接続しているため右にハンドルを切って進入、つまり右ウインカーを出します。

 ウインカーの判断に迷った場合にはこの考え方を参考にしてみても良いでしょう。

※ ※ ※

 本線と側道が鋭角に交わっている交差点において側道から本線の進行方向へ進入する場合、「右ウインカーを出した方が本線を走るクルマにとって合図が分かりやすいのでは」という意見も聞かれます。

 しかし、間違った合図を出すと周囲のクルマを混乱させてしまう恐れもあるため、正しくウインカーを出すことが重要です。

【画像】「えっ…!」どっちに出す? 悩む場面がこれです。(31枚)

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Writer: 元警察官はる

2022年4月からウェブライターとして活動を開始。元警察官の経歴を活かし、ニュースで話題となっている交通事件や交通違反、運転免許制度に関する解説など、法律・安全分野の記事を中心に執筆しています。難しい法律や制度をやさしく伝え、読者にとって分かりやすい記事の執筆を心がけています。

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