軽自動車に「軽油」入れる人多い!? なぜ減らない? 大半は「軽」の文字に困惑! なぜ「ディーゼル」と呼ばない?
日本ではディーゼル燃料のことを「軽油」と呼びます。しかし、あまりクルマを知らない人では軽自動車用の燃料だと勘違いしてしまう人が一定数存在します。確かに紛らわしいようにも思えますが、なぜ「軽油」という名前になったのでしょうか。
なぜ紛らわしい「軽油」と呼ぶのか
度々話題となる「軽自動車に軽油を入れる」というトラブル。
同じ「軽」という文字が使われていることが原因の給油トラブルですが、海外では「ディーゼル」と呼ばれています。
なぜ日本では軽油と呼ばれているのでしょうか。
日本のガソリンスタンドで売られている燃料は、レギュラー、ハイオク、そして軽油の3種類であり、クルマによって指定される燃料は異なります。
セルフスタンドでは、ユーザーが自分で燃料を選択、給油する必要がありますが、「軽自動車には軽油」という勘違いから、誤って給油するというトラブルがたびたび発生しています。
JAFの公開する情報によると、2022年10月に誤給油での救援要請は105件にものぼったとのこと。なお、そのうち59%はガソリン車に軽油を入れてしまったケースだったようです。
クルマのエンジンは、ガソリンエンジンと軽油で動くディーゼルエンジンの2種類に大別され、現在販売されているすべての軽自動車はガソリン車。
軽自動車に軽油を入れてしまうと、クルマが故障し、動かなくなってしまうといったトラブルに繋がります。
軽自動車用の燃料ではないのに、「軽」油という名前がついているのは、ユーザーにとっては紛らわしいもの。では、なぜ軽油という名前になったのでしょうか。
軽油は石油を精製して作られる製品であり、同じように精製される製品には軽油より比重の重い重油があります。
その重油に対して比重が比較的軽い製品であることから、軽油という名前になったという背景があります。
なお、軽油を使用するディーゼルエンジンの大きな特徴は、低回転でのトルクが大きく、大排気量時の燃焼効率が良い点です。
ガソリンエンジンの場合は一気筒あたりの理想的な排気量は500cc程度とされている一方、大型自動車に使用されるディーゼルエンジンの一気筒あたりの排気量は2000ccを超えることも。
逆に排気量が小さくなると、ディーゼルエンジンの燃焼効率は大きく低下します。
また、排気ガスに含まれる有害物質を除去する触媒も高額であることを考えると、ディーゼルエンジンの軽自動車が販売されることは考えにくいでしょう。
クルマ用のディーゼルエンジンは大排気量のトラックなどで使われることが多く、国内でクルマ用に消費される軽油のうち、8割以上は貨物自動車に使用されています。
これが境界知能って奴かぁ。
比重は重い軽いではなく、高い低いで表現するのが適切。日本では主に原油から精製後「重質油」「軽質油」で分類されることから、各々「重油」「軽油」と称される。外国では、エンジンの種類として「ディーゼルエンジン」から称される(ルドルフ・ディーゼルが発見した理論によるエンジンのため)。
なぜ「ディーゼル」と呼ばないではなく、昔からエンジンの種類ではなく燃料の種類を呼んで居るだけだ。軽自動車はかなり昔からあったが、燃料間違いは近年のドライバーの意識が変わったのが理由の一端と思うが、急に燃料の名称を変えることは難しいと思慮される(個人的には、AT免許出た辺りから変わったんじゃないかなと思う。
JAFの誤給油事案の6割が軽油入れ事案だそうだが、そのうちの何割が軽自動車なわけ?また、それ以前の情報は?最近の事案の一部を切り取っただけで軽自動車誤給油を論じるのどうろうか(情報はその月だけなの?年間だとどう?)。今後解決するべき問題と思うが、何らかの法整備でも無ければ解決が難しいと思慮される。先ずは運転手の意識次第かと思う。年々車両の技術は進化しているが、乗る方のそれは低下の一方ではないのかな。