軽自動車に「軽油」入れる人多い!? なぜ減らない? 大半は「軽」の文字に困惑! なぜ「ディーゼル」と呼ばない?

実際に入れ間違えてしまったら?高額修理に発展するケースも

 では、実際にガソリン車に軽油を誤給油してしまったらどうなるのでしょうか。

 都内のガソリンスタンドの担当者は、以下のように話します。

「万が一誤給油してしまっても、エンジンをかける前に気がつけば故障せずに対処することが可能です。

 その場で、もしくは修理工場に運んで誤給油してしまった軽油を抜き取り、タンクに正しい油種を入れ直すことで問題なく走行できるようになります」

ディーゼル車では給油口にディーゼルと表記されていることもある
ディーゼル車では給油口にディーゼルと表記されていることもある

 しかし1度エンジンをかけてしまうと話は別です。

 最初はガソリンタンク内に残っているガソリンと混ざって燃焼しますが、次第に不完全燃焼によってパワーが落ち、マフラーから黒煙が出るなどの症状が発生し、最終的にはエンジンが停止します。

 その場合は燃料タンク内の洗浄に加え、燃料フィルターの交換等の作業が必要になるケースもあり、修理費用は高額になります。

※ ※ ※

 日本で見られるセルフスタンドには、ユーザーが油種を指定した後、店舗スタッフが許可を出さないと給油が開始されないシステムがあります。

 しかし車種と油種が合っているか、全て確認することは現実的に難しく、誤給油を防ぐことができないケースも。

 最近のクルマの給油口や蓋には、指定された油種が書いてあります。

 自分のクルマが指定する油種とガソリンスタンドで購入する油種が合っているかを必ず毎回確認し、誤給油が起きないよう心がけましょう。

【画像】えっ!…これが給油口の 「意外な構造」です(23枚)

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コメント

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4件のコメント

  1. これが境界知能って奴かぁ。

  2. 比重は重い軽いではなく、高い低いで表現するのが適切。日本では主に原油から精製後「重質油」「軽質油」で分類されることから、各々「重油」「軽油」と称される。外国では、エンジンの種類として「ディーゼルエンジン」から称される(ルドルフ・ディーゼルが発見した理論によるエンジンのため)。

    • なぜ「ディーゼル」と呼ばないではなく、昔からエンジンの種類ではなく燃料の種類を呼んで居るだけだ。軽自動車はかなり昔からあったが、燃料間違いは近年のドライバーの意識が変わったのが理由の一端と思うが、急に燃料の名称を変えることは難しいと思慮される(個人的には、AT免許出た辺りから変わったんじゃないかなと思う。

    • JAFの誤給油事案の6割が軽油入れ事案だそうだが、そのうちの何割が軽自動車なわけ?また、それ以前の情報は?最近の事案の一部を切り取っただけで軽自動車誤給油を論じるのどうろうか(情報はその月だけなの?年間だとどう?)。今後解決するべき問題と思うが、何らかの法整備でも無ければ解決が難しいと思慮される。先ずは運転手の意識次第かと思う。年々車両の技術は進化しているが、乗る方のそれは低下の一方ではないのかな。

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