全長5m超え! 日産「大型“車中泊”ミニバン」実車展示! 1000万円弱の「4人寝られる」巨大キャンパー!? ドイツイベントに出展
日産のドイツ法人は、車中泊モデル「プリマスター シーサイド by デスレフ」を、2024年1月12日から21日まで開催のアウトドアイベント「CMT2024」に出展します。
日産「巨大ミニバン」の車中泊仕様が登場!
日産のドイツ法人は2024年1月4日、車中泊モデル「プリマスター シーサイド by デスレフ」(以下、プリマスター シーサイド)を、ドイツ・シュトゥットガルトで2024年1月12日から21日まで行われるアウトドアイベント「CMT2024」に出展すると発表しました。
全長5m級の大型サイズだといいますが、どのようなモデルなのでしょうか。
プリマスターは、日産が欧州市場で展開するスライドドア付きのラージクラスミニバン及び商用バンです。
アライアンスを組むルノーから供給されるOEMモデルで、同社の「トラフィック」がベースとなります。
現行モデルは2016年に登場。当初は「NV300」の車名でしたが、2021年のマイナーチェンジ後に現在のプリマスターに変更されています。
今回CMT2024へ出展される新型プリマスター シーサイドは、プリマスターをベースにした本格的なキャンピングカー仕様車です。
ドイツのキャンピングカーメーカー「Dethleffs(デスレフ)」社と共同で開発されました。
ボディサイズは全長5080mm×全幅1956mm×全高2040mmで、日本で売られるラージクラスミニバン「エルグランド」の全長4975mm×全幅1850mm×全高1815mmから比較しても、かなり大柄なサイズです。
搭載されるパワートレインは、出力の異なる2タイプの2リッター直列4気筒ディーゼルターボエンジンを採用します。
最高出力150ps・最大トルク350Nm仕様と、最高出力170ps・最大トルク380Nmの高性能仕様が設定され、それぞれ6速MTと6速DCT(デュアルクラッチトランスミッション)が選択可能。共に排出ガス規制「ユーロ6」に適合します。
車内には、最大6つの独立したシートと、4名が就寝可能なベッドを備え、うち2名分のベッドは、ポップアップルーフを展開すると利用できます。
ルーフ内の最大耐荷重は200kgで、ルーフベッドのサイズは1890mm×1250mmと余裕があります。
一方、客室内に展開されるベッドも走行時には収納でき、マットはさらに大きい2000mm×1250mmサイズです。
ともに全面スプリングベースを備えたコールドフォーム マットレスを使用し、快適な就寝が可能です。
また簡易式のキッチンスペースには、2口ガスコンロや29リットルの水タンクを備えたシンク、36リットルの冷蔵庫などが備わるほか、食器や調理器具を収納できる収納スペースがあります。
ドイツでの販売価格(付加価値税抜き)は、5万8781.51ユーロ(約932万円)から6万1991.60ユーロ(約984万円)までです。
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CMT2024はキャンピングカーをはじめ、自転車やアウトドア用品などを紹介するイベント。
日産ではCMT2024には、プリマスター シーサイド by デスレフに加え、プリマスターの8人乗りミニバン「フレックスバン」や、コンパクトハイトワゴン「タウンスターEVステーションワゴン キャンピングカー仕様」なども展示される予定です。
ルノー『トラフィック』の日産向けOEM車だね