トヨタ新型「SUVミニバン」を公開! 悪路も走れる「ハコ車」に期待大! 開放感スゴイ「斬新ドア」採用した「新型クロスバン ギア」とは
カスタムカーの祭典「東京オートサロン2024」の開催が近づいてきました。過去のモーターショーなどでは、どのような魅力的なカスタムカーやコンセプトカーが発表されていたのでしょうか。
SUVとミニバンの「良いとこ取り」を実現
国内外で開催されるモーターショーなどの自動車イベントでは、将来のクルマを示す様々なコンセプトカーが発表されることもあり、多くのクルマ好きが楽しみに待ちわびています。
なかでも毎年1月に千葉県の幕張メッセで開催される「東京オートサロン」は、日本最大規模のカスタムカーショーとして世界的に注目されるイベントで、自動車メーカーやカスタムショップなどが一同となって、数々のコンセプトカーやカスタムカーを披露します。
次回の「東京オートサロン2024」開催が2024年1月12日と近づいた今、これまでの国内外のモーターショーで注目を集めたコンセプトカーやカスタムカーを振り返ってみましょう。
ユニークさや実現性の高さから記憶に残った1台が、2023年10月に開催された「ジャパンモビリティショー2023」でトヨタ車体が世界初公開した、新型「X-VAN GEAR CONCEPT(以下、クロスバン ギア)」です。
SUVとミニバンの“良いとこ取り”をしたような外見を持つ同車は、まさにミニバンの持つ「豊かな車内空間」とSUVの「悪路走破性能」を両立した、アクティブなライフスタイルを実現する新カテゴリーのコンセプトカー。
現代の多様化するニーズに応え、あらゆるユーザーが人生を最大限に楽しめるモデルとして開発が進められたといいます。
ボディサイズは、全長4695mm×全幅1820mm×全高1855mm。室内は長さ2965mm×幅1550m×高さ1340mmと、大きすぎず扱い易いサイズでありながら、快適でくつろげる室内空間を確保しています。
この新型クロスバン ギアの大きな特徴であるエクステリアは、タフさを強調する角張ったボディラインに艶消しブラックの樹脂製バンパーやフェンダーを組み合わせ、悪路も走行できるSUVの力強さを表現。
シルエットは、ミニバンらしい広いキャビンスペースを持つ2ボックス形状となっていますが、一方でミニバンとしては珍しい水平に伸びるボンネットと切り立ったフロントガラスを取り入れており、同車がミニバンとSUVのクロスオーバーであることを物語る個性的な造形を採用しています。
インテリアは、シンプルな運転席まわりと明るい表皮のソファー風シート、開放的なガラスルーフを取り入れ、乗車定員の6名がリビングのようにゆったりとしながら移動できる上質な仕上がり。
さらに新型クロスバン ギアは特徴的な点として、前後ドア両方にレールの存在しない斬新なスライド機構を持つドアを採用しています。
これは車体の剛性を保ちながらデザインの自由度も確保する、新型「センチュリー」のリアドアで世界初採用された最新のドア構造。
さらに新型クロスバン ギアではBピラーの無い車体構造も取り入れたことで、前後ドアを開けるとその間に遮るものが一切存在しない、圧倒的な開放感が楽しめる仕様となっていました。
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新型クロスバン ギアは、現実味のある外装の反面、内装はコンセプトカー然としたものでしたが、実車の発表からまもなく話題となり好評を持って受け入れられたことから、将来の市販モデルの開発も期待できそうな一台です。
2024年1月に開催される次回のオートサロン2024でも、どのようなユニークで心を引くコンセプトカーが登場するのか大いに期待したいところです。
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