2024年の「新型車」どんなモデルが登場する? 新型「ランクル」「フリード」「CX-80」発売へ!? 注目車を大胆予想

SUVの新型車が多く登場する模様

 日産は、フルモデルチェンジをおこなうとすれば、2016年にデビューして8年目を迎えるコンパクトSUVの「キックス」しかない。

 キックスは基本的に新興国向けで、現行モデルも日本発売前に海外で発表されている。新型キックスは未だに発表されていないため、2024年の日本発売はないかもしれません。

 ただ新興国はカーボンニュートラルまでタイムラグがあるだろうから、新型の登場は期待して良いと思う。

「ノートオーラ」と「エクストレイル」の顔が変わるかも!?(写真はマイチェンした「ノート」)
「ノートオーラ」と「エクストレイル」の顔が変わるかも!?(写真はマイチェンした「ノート」)

 マイナーチェンジは「ノート」に続き「ノートオーラ」と「エクストレイル」が控えているが、いずれもパワーユニットなどの変更をおこなう予定はなく、主にフロントフェイスのデザインを変える程度。

 ただし、2023年12月に発表されたノートのデザイン変更はあまり評判が良くなく、同じようなデザインだとしたら、ノートオーラとエクストレイルも改悪になるかもしれません。

 なお「リーフ」の追加車種と噂されている「リーフSUV」の日本発売は未確定とのこと。

 ホンダのフルモデルチェンジは、コンパクトミニバンの「フリード」のみ。ホンダの売れ筋車種とあって、悩んでいると聞く。

 というのも、2020年登場の「フィット」以後、「ヴェゼル」を除きホンダで発売される車種は、すべてデザインが不評で売れ行きを落としてしまっている。売れ筋の「N-BOX」ですら、2023年10月登場の3代目は厳しいというのだから深刻だ。

 フリードもデザインのせいで売れなくなるとすれば、ホンダにとって大きな痛手となるだろう。

 海外ですでに発表されている「アコード」と「CR-V」の燃料電池PHEVも日本導入されるようだが、どちらも日本でたくさん売れるとは思えないため、「赤字にならなければ…」ということらしい。

 そのほかにホンダは、209万8000円からという価格を重視したコンパクトSUVの「WR-V」と、軽商用車の電気自動として「N-VAN e:」を発売します。

 スバルは2023年11月にアメリカで世界初公開された「フォレスター」を日本にも導入する予定。

 フォードの「エクスプローラー」に似ているともわれるデザインだが、日本でも売れると思います。

 課題はスバルに共通することながら、優れたパワーユニットを搭載できないこと。トヨタの基本アーキテクチャーを使ったストロングハイブリッドも予定されるが、2024年の発売は間に合わないかもしれない。

 マツダは、「出る出る」といわれ続けてきた3列シートSUVの「CX-80」が2024年に発売されることは間違いないと思う。ただし、すでに発売済みの2列シート版「CX-60」の完成度があまり高くなく、CX-80は大幅な見直しをしているようだ。

 変速ショックに代表されるパワーユニットの品質に問題を抱えているらしく難航中。

 それ以外のマツダ車は、新体制になって抜本的な商品計画の見直しを受けており、スケジュールだけでなく車種展開も読みにくくなっているのが現状です。

 スズキは本来なら「ワゴンR」や「アルトラパン」、「エスクード」がフルモデルチェンジする時期ながら、情報はなし。軽自動車用フルハイブリッドの開発もおこなっていると思うので、もしかすると年内に登場するかもしれない。

 期待されている「ジムニーシエラ」の5ドアモデルは、今でもジムニーシリーズの工場がフル稼働状況ということを考えたら、このタイミングでの日本導入は厳しいかもしれません。

 ダイハツは、昨今の不正問題を受け、新型車の計画がことごとく変わることが確実になってきた。

 遅れている新型「ムーヴ」は2024年3月期までに型式指定が交付されないと、次世代のCAN(通信プロトコル)を導入しなければならなので、電気系の全面的な見直しが必要となり、さらに発売時期が伸びるだろう。

 ジャパンモビリティショー2023で公開された軽商用EV車も同じで、2024年3月までに認証されなければ、2024年内の販売は不可能になることが予想されます。

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Writer: 国沢光宏

Yahooで検索すると最初に出てくる自動車評論家。新車レポートから上手な維持管理の方法まで、自動車関連を全てカバー。ベストカー、カートップ、エンジンなど自動車雑誌への寄稿や、ネットメディアを中心に活動をしている。2010年タイ国ラリー選手権シリーズチャンピオン。

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