西九州道は「最西端」へ! トンネル2本貫通した「松浦佐々道路」2025年度に一部開通 計画されているルートは?

西九州道の一部を構成する松浦佐々道路の建設が進んでいます。2025年度には、松浦IC~平戸IC間が開通する見込みです。

西九州道の西端を結ぶ松浦佐々道路

 国土交通省九州地方整備局長崎河川国道事務所は2023年12月22日、松浦佐々道路(西九州道)の松浦IC~平戸IC間7.5kmが、2025年度に開通する見通しと発表しました。

県道61号御厨田代江迎線をまたぐ松浦佐々道路「松浦7号橋(仮称)」。2023年9月撮影(画像:国土交通省九州地方整備局長崎河川国道事務所)
県道61号御厨田代江迎線をまたぐ松浦佐々道路「松浦7号橋(仮称)」。2023年9月撮影(画像:国土交通省九州地方整備局長崎河川国道事務所)

 松浦佐々道路は、長崎県の松浦市(西九州道の松浦IC)と佐々町(同・佐々IC)を結ぶ延長19.1kmの高規格幹線道路です。2014年度に事業化。幅員12.0m、2車線(片側1車線)、設計速度80km/hの自動車専用道路として整備が進められています。

 福岡市を起点とし、佐賀県唐津市・伊万里市、長崎県松浦市・佐世保市などを経由して佐賀県武雄市に至る西九州道の一部を構成します。また、長崎県北部の幹線道路である国道204号のバイパス路線としての性格も持ち合わせます。

 途中には、平戸ICと江迎鹿町ICが設置されます。両ICとも場所は佐世保市内ですが、平戸ICは九州最西端に位置する平戸市への玄関口となります。

 このうち開通時期の見通しが示されたのは、松浦IC~平戸IC間です。

 同区間には、松浦1号トンネル(延長1204m)と松浦2号トンネル(同1298m、いずれも仮称)が計画されていますが、2号トンネルが9月、1号トンネルが12月23日に貫通し、残りの工程を精査した結果、見通しが立ったといいます。

 長崎河川国道事務所は、松浦佐々道路の整備により、防災機能の強化や地域産業の活性化などが期待されるとしています。

【地図】松浦佐々道路(西九州道)の計画ルートを地図で見る(12枚)

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