スズキ新型「ジムニー5ドア」に問い合わせ殺到! 海外で続々発売も日本はどうなる? 導入が遅れるワケは?
2023年1月にインドでスズキ「ジムニー」の5ドアモデルが発表され、世界的に大きな注目を集めました。現在、国内での注目度と販売店の状況はどのようになっているのでしょうか。
欲しい人続出の新型「ジムニー5ドア」一体どうなる
スズキは2023年1月に「ジムニー」の5ドアモデルを発表し、世界的に大きな注目を集めました。
ジムニーは1981年に乗用車としてのフルモデルチェンジを果たして登場し、現代にも続いている「軽オフローダー」として、国内ではもちろん、世界的にも高い人気を誇るモデルとなりました。
小型で軽量なボディは本格的なオフロード走行にも適していると評価されており、2018年にデビューした4代目となる現行型は、先代と比較してもより悪路走破性に優れています。
そんなジムニーですが、国内向けのモデルは軽自動車のジムニーと登録車の「ジムニーシエラ」がありますが、現在はどちらも3ドアのみ。
一方で、前述のように、ホイールベースを300mm延長した5ドアジムニーがインドで発表され、さらにはスズキのオーストラリア法人も5ドアモデルの市場導入を発表しました。
人気モデルであることに加えて、ジムニーの生産国ということもあり、発表からすぐに日本国内ではジムニー5ドアの導入を熱望するファンが急増。
というのも、3ドア仕様ではどうしても車内空間の大きさや、後部座席へのアクセスが困難ということもあり、子供がいるファミリー層には不向きとも言えるクルマとして認識されてしまう一面も。
そこで実用性の高い5ドアが選択できれば、乗用車としての全体的な性能が向上すると期待が寄せられています。
一部地域で導入が進められているからこそ注目度がさらに高まっている一方、インドでの発表から約1年が経過しようとしているにもかかわらず、ジムニー5ドアの国内導入においては未発表となっています。
関東圏のスズキ販売店の担当者は、次のように話します。
「現時点でのジムニー5ドアの国内導入については、一切情報が入ってきていない状況となっています。
実際に多くのお客さまから『いつ導入されるの?』と、この1年を通して度々質問を受けましたが、残念ながら何もお答えすることができませんでした」
また、関西圏のスズキ販売店担当者は次のように話します。
「ジムニーの5ドア仕様について、日本導入の情報は入っておりません。
近年のアウトドアブームにより、今まで以上にジムニーの人気が高まっているということもあり、かなり注目度は高いモデルであるという印象を受けています。
現状、国内モデルの納車が遅れているということもあり、一部のお客さまは『5ドアを待とうかな』という声もあげられていますが、いつ入ってくるかまったくわからないというのがネックとなっています」
このように、国内導入にはかなりの期待感が高まっている一方で、販売店にはまったく情報が入っていないようです。
今後、海外で5ドアジムニーの導入が進められていくなか、どうしても欲しい人は個人的に並行輸入を利用して「逆輸入」などの手段で早期入手を試みることもひとつの方法かもしれません。
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大きな期待が寄せられている新型ジムニー5ドアですが、国内での発表はまだ先となることが予想されます。その理由のひとつとして考えられるのが、国内の納車問題です。
新型コロナウィルスの影響で、まだまだバックオーダーを抱えているジムニーは、それらが解消されるまで新モデルを導入することは考え難いという意見があがっています。
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