日産が新「エクストレイル ミニバン」発表!? エルグランドベースの凄いヤツ現る ブルーバード顔ワゴンも! 1月に学校が実車展示へ
日産学園 日産・自動車大学校の学生が制作したカスタマイズカーを東京オートサロン2024に展示すると発表しました。
エクストレイル顔ミニバン&ブルーバード顔ワゴンって何?
2023年12月23日、日産は日産グループである学校法人日産学園 日産・自動車大学校の学生が制作したカスタマイズカーを東京オートサロン2024に展示すると発表しました。
どのようなカスタマイズカーが展示されるのでしょうか。
日産・自動車大学校は、全国に5校(栃木校・横浜校・愛知校・京都校・愛媛校)が存在します。
5校に共通する自動車整備の国家資格取得を目指す学科に加え、モータースポーツ系や車体系(板金・塗装)の課程をもつ自動車整備専門学校です。
今回、車体系の課程を有す愛知校・京都校の学生たちが授業の集大成として制作した3台の車両をオートサロンに展示します。
日産京都自動車大学校の自動車整備・カスタマイズ科では、「ELGLAND GLASSIER(エルグランドグラシア)」と「SETO(セト)」をお披露目。
エルグランドグラシアは、4年生が6か月の期間で製作しました。
車両コンセプトは、「紡ぐ」で、両親と二人の兄弟と祖父母、仲の良い6人家族にお乗り頂くことをイメージ。
家族全員でキャンプを楽しみ、笑顔が絶えないクルマをいうことを目指すとともに、アウトドアを満喫しながら家族の絆を深めて欲しいという願いを込めています。
フロントは、オフロード感を出すために「エクストレイル(T33)」のフェイスを採用、リアは学生らしい「今ドキ感」を感じさせる一直線のテールランプをあしらい、スタイリッシュな印象に仕上げました。
ボディカラーは、夜明けをイメージして学生がオリジナルで調色。
夜から朝にかけて広がる幻想的なグリーンをベースに、朝焼けの雲に照らされるオレンジを差し色としてリップスポイラーやサイドステップ、インテリアに施しました。
また、災害時に悪路を走行することを想定し、車高はベース車両の「エルグランド(E52)」から4cmアップし、ルーフには大型テントも設置し、万が一の時にも大切な家族を守ります。
もう1台のセトも4年生が6か月の期間で製作しました。
車両コンセプトは「過去と現在の架け橋」となり、前述の仲の良い6人家族の姉(22歳)がお洒落なカフェや都会のナイトライフをクルマと共に楽しむシーンをイメージし、ユニークで可愛いパイクカーに仕上げました。
エクステリアはベース車両の「キューブ(Z12)」に、「ブルーバード(410)」のフロントフェイスとテールランプをあしらいました。
異なるクルマのフェンダーとボンネットを自然な形でつなぎあわせるべく、溶接・パテ造形の調整を何度も繰り返し、見事に調和させています。
ヘッドライトはそのコンセプトから「現在」感を意識し、ハロゲンではなくLEDを取り付けました。
姉が友達と自由気ままな旅行に行くシーンを想定し天井にバケットを装着。
ボディカラーは、学生が考案した淡い紺色で、姉が友人とナイトライフを楽しむべく、夕方の青から漆黒の夜にむけて出かけるシーンを表現したカラーにしたと言います。
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また産愛知自動車大学校の自動車整備・カーボディーマスター科では「Adonis SKYLINE」を3年生が2.5か月で製作しました。
車両コンセプトは、「誰もが夢中になってしまう美少年のようなクルマ」です。
ターゲットはクルマ好きな20代の男性。仕事もプライベートも充実した若者が普段使いするシーンを想定して制作しました。
ベースは「スカイライン(ER34)」で、スカイラインの流麗なボディラインはそのままに、持ち主の充実ライフを表現すべく、5cmワイド化して堂々としたフォルムを実現。
制作過程では、ボディラインのゆがみが出ないよう、位置合わせや修正に多くの時間を費やしたと言います。
また、インテリアはダッシュパネルの表面も変更し、落ち着いた車内空間を演出。
ボディカラーは、Adonisホワイトと名付けた学生オリジナルのフレッシュな調色を施し、コンセプトである美少年を表現しています。
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なお今回の発表に先駆けて12月21日に日産京都自動車大学校カスタマイズ科の公式SNSでは、エルグランドグラシアにナンバーが装着されたことが投稿されています。
さらには他の一般ユーザーが「なんだこれは?」というような目撃情報を投稿しており、一部では「謎の日産車」として盛り上がりを見せていました。
そんなエルグランドグラシアを始めとするカスタマイズカーはまず東京オートサロン2024で実車展示されると言います。