日産が新型「“魔改造”SUV」初公開! ド迫力ワイドボディ&ド派手ピンクの「アグレッシブパパ」向け「エクストレイル」とは
日産は2023年12月18日、「東京オートサロン2024」への出展概要を発表。12月25日には、展示される車両の詳細を公開しました。中には、エクストレイルに、日産自ら“魔改造”を施した新型X-TRAIL CRAWLER CONCEPTが含まれていますが、どのようなモデルなのでしょうか。
魔改造な新型「エクストレイル」初公開
日産は2023年12月18日、「東京オートサロン2024」への出展概要を発表しました。12月25日には、展示される車両の詳細を先行公開しました。
そのうちの1台である新型「X-TRAIL CRAWLER CONCEPT」は日産自ら“魔改造”を施したエクストレイルです。
エクストレイルは、日産の主力ミディアムSUVです。2000年に初代、2代目は2007年、3代目は2013年に登場しています。グローバルモデルとして世界の数多くの地域で販売がおこなわれております。
現行モデルは2022年7月19日に9年ぶりとなるフルモデルチェンジを果たして登場した4代目モデル。国外では日本よりも一足早く発売されており、北米などでは「ローグ」の名前で親しまれています。
2023年10月16日には、このローグのマイナーチェンジモデルが発表されており、日本では「デジタルVモーショングリル」と呼ばれる、日産の新たなデザインが採用されたエクストレイルに「日本でもいずれこのデザインになるのではないか」と話題になりました。
そんな現行エクストレイルに、日産自ら“魔改造”を施した新型X-TRAIL CRAWLER CONCEPTが、2024年1月に開催される東京オートサロン2024で初披露となる予定です。
同モデルのコンセプトについて日産は、「『エクストリームオフロード』×『タフギア』 for “アグレッシブパパ”」としています。
エクステリアでは、傾斜がきつく険しい地形をクルマで走破するロッククローリングの世界を表現。
極端なリフトアップの他、巨大なオーバーフェンダーや専用の前後バンパーなどが備わり、通常モデルが想像できないほど表情が一変しています。
さらにアンダーバンパーやマッドテレーンタイヤ、ルーフボックス、ルーフLEDライトも備わり、“ロッククローリング”を果たすのに十全な装備も搭載されています。
また、ボディカラーには「この分野として今までにないキャッチーで新しい方向性のカラー」という鮮烈でマットなピンク色とグリーンのツートンとなっており、バンパーなどは、チッピング加工が施されたブラックになっています。
このカラーについて、カラーデザインの担当者は、「ターゲット想定として、“魔改造お父さんがクレイジーで超イカしてる”イメージを定めました。
エクストレイルを改造することで、エクストリームな世界に飛び込んでいくような体験を表現しました」と説明しています。
インテリアでは、ラゲッジエリアに消火器やスペアタイヤ、スタックボードが装備され、新たな収納スペースが設けられており、道具感を高めています。
外装とは裏腹に、パワートレインは通常のエクストレイルと同様、発電用に1.5リッター3気筒エンジンを搭載する「e-POWER」システムです。
ここまでの改造を施したエクストレイルを公開するのは初めてだといいますが、同モデルの製作経緯について、担当者は以下のように説明します。
「エクストレイルもいろいろなお客様に受けて入れてもらうように、アーバン思考へと変わってきたと思います。
しかし、初代や2代目といったタフなモデルにもう一度原点回帰、オフロード方向に振ってみたらどのような表現ができるのだろうかと考え、デザイナーが形にしたらこのようなスタイルになりました」
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日産では新型X-TRAIL CRAWLER CONCEPTに対し、以下のようなストーリーを付与しています
「独身時代、夏はモーターボート、冬はスノーボードなどエクストリームスポーツに明け暮れていた。やがて結婚し、子供ができると自分に割ける時間はどんどん少なくなっていた。
家族との時間はかけがえのないものだが、ふとあの頃の自分を思い返す。そんな中、独身時代にのっていたX-TRAILの新型が発表された。昔を思い出し、 思い切って新車を買ってみた。
走りだすと『e-4ORCE』の秘められたパワーに魅せられた。これならあの頃のワクワクを取り戻せる。走破するワクワクを求めロッククロールに興味がわいてきた。
自分のエクストレイルでも同じ走りをしたい。少しずつ手を加えていくうちに気が付くと魔改造された車が出来上がっていた・・・。」
日産自ら“魔改造”というキーワードを用いる新型X-TRAIL CRAWLER CONCEPT。「東京オートサロン2024」でどのような反響を得るのか、注目です。
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