1000万円超えのマツダ「ロードスター」実車公開! 超絶“レトロ”顔でMT設定もアリ!? 日本導入された「グランドアルバイシン」登場

2023年12月8日から11日にかけて開催された大阪モーターショーで、HURTAN JAPAN(フータンジャパン)が「グランドアルバイシン」を展示していました。どのようなモデルなのでしょうか。

これがロードスター!?な「グランドアルバイシン」

 2023年12月8日から11日にカーイベント「大阪モーターショー」が開催され、全国から様々な出展社が車両を展示していました。

 その中でも目を惹いたのが、スペインからやって来たフータン「グランドアルバイシン」です。日本でも馴染みのあるメーカーとはなかなか言えませんが、この車両、実はマツダ「ロードスター」をベースにしているのです。

これがロードスターベース!? HURTAN「Grand Albaycin」
これがロードスターベース!? HURTAN「Grand Albaycin」

 フータンは、スペインで1991年に創業した少数生産のコーチビルダーです。同社のクルマは、熟練した職人の手によって一台一台ハンドメイドで製作されているそうです。

 今回展示された「グランドアルバイシン」は、同社の看板車種の一つ。ベースになっているのは、マツダのベストセラー車である「ロードスター」です。

 コンセプトはネオクラシックの精神。大きく丸みを帯びた四角形のフロントグリル、6つの円型ライト、印象的なロングノーズに、フロントフェンダーからサイドドアに続く、流れるようなフォルム。まさしく「クラシックな高級スポーツカー」とでもいうべきデザインです。

 その一方、ベースにはロードスターを使用することで安定した走行性能も発揮。トランスミッションはMT仕様に加えAT仕様も用意しているなど、快適な走行を楽しめるほか、カーナビなどももちろん装備しています。

 このように外見はレトロなスタイルに仕上げている一方、様々な装備は現代車らしい快適装備が満載です。

 グランドアルバイシンは、スポーティな「ビスポーク」とレトロタイプの「ヘリテージ」を展開。また、カブリオレとタルガトップのバリエーションをそれぞれ用意しています。

 さらにボディーはツートンカラーやスリートンカラーにもできるほか、ステッチに使う色まで選べるなど、カスタマイズ性は非常に高くなっています。

 高級感溢れる「グランドアルバイシン」。来場した人からの評判は上々なようで、時には人だかりができていました。また、中にはブース内のテーブルにつき、スタッフの説明に長時間耳を傾ける人もいました。

 価格(消費税込)は、ビスポークバージョンが1028万円から、ヘリテージバージョンが978万円からです。

※ ※ ※

 マツダ「ロードスター」は1989年の初代登場以来、30年以上にわたってラインナップを続ける小型スポーツカーです。その美しいデザインと軽快な走りによって、世界でも「MX-5」の名前で知られています。

 2023年10月には、大きく改良を行った新型を発表。内外装デザインを変更したほか、パワートレインにも改良を施しています。

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Writer: 鈴木伊玖馬

愛知県生まれ。飛行機が好きで航空博物館などを取材するうち、自動車関係の記事や取材も手がけるようになる。ホンダ「シビック Type R」のようなホットハッチが好み。

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