日産「ハコスカSUV」実車展示で話題に…! 斬新デザインに「凄い!」の声も!? 「謎のラコスカ」とは何だった?
日産京都自動車大学校の学生は、東京オートサロン2024・大阪オートメッセ2024に向けて、新たなカスタムカーを製作しています。過去には、どのようなカスタムカーがあったのでしょうか。
え!? ハコスカがSUVに? なんだそれは!
クルマ好きが注目するイベントとして、「東京オートサロン」とは「大阪オートメッセ」があります。
様々なクルマが展示される中で自動車専門学校の学生が手掛けたカスタムカーも過去にはたくさんありましたが、今回は「ハコスカSUV」といえるモデルを振り返ります。
日本を代表するモデルとなるスカイライン。
その歴史は、1957年4月にプリンス自動車(富士精密工業)から始まりました。
「プリンスセダン」の後継車として開発され、サイドのクロームメッキモールやテールフィンなど往年のアメ車風デザインを採用しています。
1969年に3代目として登場したスカイライン(ハコスカ)では日産ブランドとなり、初代「スカイラインGT-R(PGC10型/KPGC10型)」(ハコスカGT-R)が設定されました。
ハコスカGT-Rは、世界的にも人気が高く現在ではオークションなどで数千万円の価格で取引されています。
そんなハコスカの顔をしたSUVを日産京都自動車大学校の学生が過去に製作しました。
日産は、メカニックなどを育成する直系の自動車整備専門学校を全国に5校(栃木校・横浜校・愛知校・京都校・愛媛校)展開しています。
なかでも京都校のカスタマイズ科は様々なカスタムカーを製作しており、ハコスカの顔をしたSUVは「ラコスカ」という名前です。
これはリアル開催が中止となった東京オートサロン2021ならび大阪オートメッセ2021に向けて制作されたカスタムカーとなります。
ベースとなるのはかつて日産が販売していた「ラシーン」となり、ラシーンとハコスカを組み合わせてラコスカという名前が付けられました。
1994年に発売されたラシーンは、プラットフォームや主要なコンポーネントを当時販売していたコンパクトセダンの7代目「サニー」から流用して誕生。
その見た目はステーションワゴンを短くしたようなパッケージが特徴です。
フロントにはグリルガードが装備され、ルーフレールやテールゲートには背面スペアタイヤを装着するなどRVのような見た目でした。
パワートレインは、1.5リッター直列4気筒エンジンに4速AT/5速MTを設定し、駆動方式はすべてフルタイム4WDです。
そんなハコスカとラシーンを組み合わせたラコスカとはどんなモデルだったのでしょうか。
車両コンセプトについて京都校は次のように話していました。
「『今 求めるハコスカの姿』という根強いハコスカファンを唸らせる車両にしたい。
現代に走るハコスカをイメージ、家族でキャンプに行ったり、釣りに行ったり、買い物に行ったとマルチに使えるオフロードタイプです。
ハコスカをモチーフに『現代に合ったハコスカ』を作りたいとワゴン型の『ラコスカ』の車両製作がスタートしました」
ラコスカは、1998年式のラシーンのボディやエンジンを流用しています。
フロントフェイスは「ハコスカ」とひと目でわかるヘッドライトやグリルバンパーを装着。
一方、リアから見ればラシーンの特徴であるテールゲートの背面タイヤがRV感を主張しています。
足回りには、ミシュラン「CROSS CLIMATE(185/65R14)」、ワタナベ「タイプB(14インチ)」を組み合わせ、サスペンションにはラルグス「SPEC S」を装着しています。
なおラコスカは、前述のようにリアルイベントでは展示されませんでしたが、前出の京都校は「東京オートサロンの中止で開催されることになった『サロンTV』にはラコスカが出演。最終的にはナンバーも取得しました」と語っているなど、最終的には公道を走ることができたようです。
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京都校ではこれまで、「ムラーノ」をベースとした「シーマSUV」「フェアレディSUV」などをお披露目し話題となっていました。
東京オートサロン2024・大阪オートメッセ2024に向けては噂が絶えない「新型エルグランド」のような「エルグランドグラシア」や「キューブ」ベースのレトロモデル、往年のレースカーのようなモデルを展示する予定だと言います。
これは良い。横も後ろも金属バンパーとかつけてたりしたら良かったかも…
しかし、中が昔なのはこの場合とても良いけど、昔ラシーン乗ってた後輩には「セッタ履いて乗らんと!で、抜いた奴に悪態ついて…そう!◯◯先輩みたいに!昭和の害悪オヤジや!」とか笑ってたら、後輩買い替えたからちょっと悪い事したかなとか思ってたけど…昔風で、ナビを格好良く置ける運転席が有ると良いと思う。